四字熟語

礼楽刑政 れいがくけいせい
古代中国で国家を整え、秩序を維持するための四つの基本のことで、礼節、音楽、刑罰、政令のこと。

 

冷眼下瞰 れいがんかかん
冷眼もて下瞰す。白目でじろりと見下ろす。

 

冷汗三斗 れいかんさんと
冷や汗が三斗出るということから、きわめて恐ろしい思いをすることや恥ずかしい思いをすること。

 

冷眼傍観 れいがんぼうかん
事の成り行きを、冷ややかに側でただ眺めていること。

 

冷却期間 れいきゃくきかん
情熱や興奮など、高揚した状態を沈める為の期間。

 

冷吟閑酔 れいぎんかんすい
さりげなく詩を口ずさみ、のんびりと酔う、自由で気楽な暮らし。

 

零絹尺楮 れいけんせきちょ
書画の小さな切れ端やかけらのこと。(1級)

 

鴒原之情 れいげんのじょう
危険や苦労があるときに助け合える兄弟の深い情愛のこと。(1級)

 

冷酷非道 れいこくひどう
人間とは思えない冷たさ、ひどい人間。
 
冷酷無残 れいこくむざん
人間らしい情がなくむごたらしく残忍なこと。

 

冷酷無慙 れいこくむざん
人間らしい情がなくむごたらしく残忍なこと。 

 

冷酷無情 れいこくむじょう
冷酷で、思いやりの気持ちがないこと。情け知らず。

 

霊魂不滅 れいこんふめつ
死によって肉体がなくなっても、人の霊魂は永遠に存続し不滅であるという考えのこと。

 

礪山帯河 れいざんたいが
永久に変わらない固い誓いのたとえ。または、国が栄え続けることのたとえ。高い泰山が砥石のように小さくすりへり、広い黄河が帯のように細くなってもようなことがあったとしても、この国は永久に変わらないという意味から、永遠に変わらない誓い。

 

藜杖韋帯 れいじょういたい
飾り気が無く、慎ましいことのたとえ。(1級)

 

礼勝則離 れいしょうそくり
礼儀も度をこえて強制すると、束縛として感じられ人心が離れてしまう。

 

励声一番 れいせいいちばん
大切な場面で、全力で声を張り上げること。

 

励声疾呼 れいせいしっこ
大声で何度も呼ぶこと。

 

励声叱咤 れいせいしった
大きな声で叱ること。または叱りつけるように励ますこと。

 

冷暖自知 れいだんじち
自分のことは他人から教わらなくても自分自身で分かるということ。水の冷暖は飲んだ者が分かるという意味から。

 

冷嘲熱罵 れいちょうねつば
冷ややかに嘲笑して、激しく罵倒すること。(1級)

 

冷嘲熱諷 れいちょうねっぷう
素っ気なく鼻で笑うことと激しく皮肉ること。

 

冷淡無情 れいたんむじょう
情愛がなく、同情心のないこと。

 

零丁孤苦 れいていこく
社会的地位や身分、財産などを失い、身寄りもなく苦労すること。

 

冷土荒堆 れいどこうたい
冷ややかで荒れた盛り土という意味から、墓のこと。

 

霊肉一致 れいにくいっち
霊魂と肉体とは、同じように大切であるという考え方。キリスト教で、肉体に対して霊魂の優位を説くのに対していう。

 

礼煩則乱 れいはんそくらん
礼儀も度を越えて強制すると束縛と受けとられて、人心が離れてしまう。

 

令聞嘉誉 れいぶんかよ
よい誉れ。立派な評判。

 

令聞広誉 れいぶんこうよ
世に広がった良い評判。

 

令聞令望 れいぶんれいぼう
すぐれた令名と、立派な声望。

 

礼樂刑政 れいらくけいせい
中国で社会秩序を守るために必要とされた礼節、音楽、刑法、政治。

 

怜悧狡猾 れいりこうかつ
小賢く悪賢いこと。

 

令狸執鼠 れいりしつそ
その人の長所・特技を生かして使うたとえ。

 

櫪馬籠禽 れきばろうきん
馬屋につながれた馬と籠に入れられた鳥の意で、拘束されて自由にならない身のたとえ。(=籠鳥檻猿)

 

烈士徇名 れっしじゅんめい
義を重んずる人は、名誉のために命を懸けること。(1級)

 

烈日赫赫 れつじつかくかく
日の光が激しく照りつける様子のこと。れつじつかっかく。

 

蓮華往生 れんげおうじょう
人が死んだ後に極楽に行くこと。

 

蓮華世界 れんげせかい
極楽浄土をいう。

 

憐香惜玉 れんこうせきぎょく
女性をとても大切に愛でること。

 

連鎖反応 れんさはんのう
ある反応がきっかけで、別の反応を発生させて、次々と反応を引き起こしていく化学反応のこと。または一つの出来事がきっかけで、次々と別の出来事が発生すること。

 

連日連夜 れんじつれんや
毎日毎晩。幾日も幾夜も続けて。

 

連城之璧 れんじょうのへき
世にも珍しい宝物のこと。和氏之璧(かしのへき)。随侯之珠(ずいこうのたま)。卞和が山中で見つけた宝玉の原石を、厲王に献じるとただの石と言われ罰として左足を切られ、武王に献じるとただの石と言われ罰として右足を切られた。その後、悔しさで泣き続ける卞和のことを聞いた文王が使者にその原石を磨かせると、天下の宝玉だったという故事から。

 

連戦連勝 れんせんれんしょう
何度も戦ってそのたびに勝つこと。

 

連戦連敗 れんせんれんぱい
全く勝たないで負け続けること。次々に戦って、そのたびごとに負け続けること。

 

連帯責任 れんたいせきにん
二人以上の人が、同一のことに共同の責任を負うこと。

 

廉恥功名 れんちこうみょう
正直で恥を知る者は、手柄を立て名をあげることができるということ。

 

聯袂辞職 れんべいじしょく
大勢の人が一緒に職を辞すること。(1級)

 

連璧賁臨 れんぺきひりん
同時に二人の来客があること。(1級)

 

連篇累読 れんぺんるいとく
だらだら無用の文章を書き綴ること。

 

連理之枝 れんりのえだ
男女の仲が良く、情愛が深いことのたとえ。