外国映画 21位から35位

21  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 
22  ライトスタッフ (1983) 
23  アポロ13 (1995) 
24  JFK (1991) 
25  プラトーン (1986) 
26  アンタッチャブル (1987) 
27  未知との遭遇 (1977) 
28   U・ボート (1981) 
29  ベニイ・グッドマン物語 (1955) 
30  アラビアのロレンス (1962) 
31  タワーリング・インフェルノ (1974) 
32  駅馬車 (1939) 
33  明日に向って撃て(1969) 
34  ショーシャンクの空に(1994) 
35  ブレイブハート (1995) 
(ぐっちーの映画ランキングは、私が今まで見た映画を、勝手にランキングしたものです。なんの権威も保証もありません。あしからず。) 

ポセイドン・アドベンチャー

ポセイドン・アドベンチャー』(The Poseidon Adventure)1972年アメリカ映画
監督はロナルド・ニーム

----------------------------------

フランク・スコット牧師:ジーン・ハックマン
マイク・ロゴ刑事:アーネスト・ボーグナイン
ジェームズ・マーティン(雑貨商):レッド・バトンズ
ノニー・パリー(歌手):キャロル・リンレー
エイカーズ(ボーイ):ロディ・マクドウォール
リンダ・ロゴ(ロゴ刑事の妻・元売春婦):ステラ・スティーヴンス
ベル・ローゼン(中年婦人・元水泳選手):シェリー・ウィンタース
マニー・ローゼン(ベルの夫):ジャック・アルバートソン
スーザン・シェルビー(高校生):パメラ・スー・マーティン
ロビン・シェルビー(スーザンの弟):エリック・シーア
ハリソン船長(ポセイドン号船長):レスリー・ニールセン
ジョン牧師(船の牧師):アーサー・オコンネル
看護婦:シーラ・マシューズ(後のシーラ・アレン)

----------------------------------

 81,000トンの豪華客船「ポセイドン号」は1,400名の乗客を乗せて12月にニューヨークを出港してギリシャを目指して航海に出た。だがこの豪華客船のハリソン船長(レスリー・ニールセン)は、この船の重心が高く、バラスト(底荷)をしていないので、大波に襲われて転覆することを恐れていた。ゆえにスピードを余り上げずに船を進めていた。しかし船主の代表のライナーコスはそれを認めず、予定を3日も遅れていることで船長を叱責してスピードを上げて早く目的地に着くことをたびたび要求した。到着日が遅れることは会社にとって経済的負担が大きくなるからであった。

 

 船が地中海に入ってからやがて大晦日を迎えて、その夜に船内ホールで船客のパーティーが開かれた。ところがクレタ島の南西130マイルの沖合で海底地震が起こり、その影響で大津波がやがて巨大な32mの高さで「ポセイドン号」を襲い、船体に問題があったためあっと言う間に転覆した。

 

 ホールでカウントダウンのニューイヤーイヴで楽しい語らいをしていた船客らは緊急警報が船全体に鳴り響いたと同時に、船体が傾き始め、それまでの上部が足元に、足下が頭の上部にひっくり返って、横に身体が振られて、投げ出されて修羅場と化し、落下し壁に叩き落される者、落ちてきたテーブルや物品棚の下敷きになる者など阿鼻叫喚の場となった。転覆して180度横転した大食堂のホールには、この時点ではまだ相当数が生存していた。

 

 その時に客船の事務長が生き残った皆がこの場に留まることが最善で、救援隊が来るまでここで待機しようと訴えた。しかし1人の牧師が異を唱えた。フランク・スコット牧師(ジーン・ハックマン)で、留まっていれば海面下に置かれているこのホールはやがて浸水して皆死ぬので、ひとまず上に上がって「船底」(この場合は船底でなく、船の最上部である)の竜骨付近に行ってそこで救援隊を待つことの方がよいという意見であった。

 

 牧師は電気がまた点いている今のうちに、早く上に行かねばならないと訴えたが事務長は頑として聞かず、ホールに居た船客も意見が分かれて、急ぐ牧師の声に導かれて、上に登る決意をしたのは僅か8名であった。スコット牧師たち9名は、もともと食堂に備え付けられていた大きなクリスマスツリーが逆さまで残り、そのツリーをよじ登っていった。残りのメンバーに呼びかけたが反応が薄く、そうこうするとキッチンボイラーが大爆発して水や油が上の方から鉄砲水のように噴出して、驚いた残りのメンバーが先を争うようにツリーにしがみついて登ろうとして余りにも多数の人間が一度にしがみついたので、ツリーが重みに耐えかねて崩れ落ちていった。泣き叫ぶ人々の声を聴きながらもスコット牧師にはどうすることも出来なかった。

 

 牧師に付いてきたのは、ニューヨークの刑事マイク・ロゴ(アーネスト・ボーグナイン)と リンダ・ロゴ(ステラ・スティーヴンス)の夫婦、気ままな旅をしていたマニー・ローゼン(ジャック・アルバートソン)とベル・ローゼン(シェリー・ウィンタース)の中年夫婦、雑貨商ジェームズ・マーティン(レッド・バトンズ)、ホールで演奏していた楽団メンバーを全て失った歌手ノニー・パリー(キャロル・リンレー)、欧州へ遊びに行く予定だったスーザン・シェルビー(パメラ・スー・マーティン)とロビン・シェルビー(エリック・シーア)の姉弟の8人であった。スコット牧師と合わせて9人でエンジンルームを目指した。

 

 その道筋は垂直エアシャフトをよじ登り、更にギャレーからエンジンルームへ行く階段に辿り着くことであった。その途中でどうしても10mを水の中を潜って行かなければならなかった。牧師が最初に潜ったがロープが身体に絡みつき身動きが出来なくなった。それを助けたのは中年夫婦の妻ベルであった。水泳が得意であった彼女は水中にダイブして潜り牧師のところに泳ぎ着き、牧師を救ってエンジンルームに泳ぎ着いたがそこで心臓発作を起こし息を引き取った。スコットは「神よ、なぜこの女性の命を召されたのか」と呻くのであった。ようやく全員がエンジンルームに辿り着いた時に、スコットは「ローゼン夫人は皆を助けるために犠牲となられた。残された我らは勇気を出して生き抜くことが夫人の遺志に報いる道である」と説くのであった。

 

 エンジンルームを過ぎるとプロペラシャフトを抜けて「船底」に達することが出来るのだがこれが難関であった。そしてここで刑事夫妻の妻リンダが爆発で船体が傾いた時に振り落とされて水に沈んでしまった。嘆き悲しむ夫マイクは牧師を口汚く罵り、男泣きに泣いた。そして次にプロペラシャフトに入る非常ハッチのすぐ傍を通っているスチームパイプが破損してそこから熱い蒸気が噴き出していた。ここまで冷静を保ってきた剛毅な牧師も神を呪うのであった。「神よ、これほど犠牲を払ってもまだ満足なさらないのですか。それならば私の命を御取り下さい。」と叫んでスチームパイプのバルブに飛び移り、バルブの口を自らの身体の重さで閉めながら他の皆がプロペラシャフトに乗り移るように命じた。皆がプロペラシャフトに乗り移った後に、スコット牧師はスチームの洗礼から手を離して落下していった。

 

 やがてプロペラシャフトを抜けて「船底」に達した6人は船底を無我夢中で叩きだして、やがて突然に応答が聞こえてきた。救援隊が本当にやって来たのだった。救援隊の船底をこじ開ける作業の音を聞きながら、生き残った6人は様々な思いを胸に後ろを振り返るのであった。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.16点

Yahoo!映画(5点満点)          4.34点
 ----------------------------------

 (以下工事中)

ライトスタッフ

『ライトスタッフ』(The Right Stuff )1983年アメリカ映画

監督 フィリップ・カウフマン

----------------------------------

チャック・イェーガー - サム・シェパード
アラン・シェパード - スコット・グレン
ヴァージル(ガス)・グリソム - フレッド・ウォード
ジョン・グレン - エド・ハリス
ゴードン・クーパー - デニス・クエイド
ウォルター・シラー - ランス・ヘンリクセン
スコット・カーペンター - チャールズ・フランク
ディーク・スレイトン - スコット・ポーリン
トルーディ・クーパー - パメラ・リード
ベティ・グリソム - ヴェロニカ・カートライト
グレニス・イェーガー - バーバラ・ハーシー
ジャック・リドレー - リヴォン・ヘルム ジョンソン副大統領 - ドナルド・モファット
採用係 - ジェフ・ゴールドブラム
採用係 - ハリー・シェアラー
----------------------------------
 1947年のアメリカ、モハーベ砂漠の中のエドワーズ空軍基地。

テストパイロットのチャック・イェーガーはロケット機ベルX-1を駆り危険なテスト飛行に挑む、そしてついに音速の壁を破る。その後、基地にはパイロットが続々と集まり、速度記録も上がっていくが、事故は止むことがなかった。

 

 やがて、ソ連の世界初の人工衛星スプートニク1号打ち上げ成功の緊急ニュース(スプートニク・ショック)が届き、慌てた政府は、新たにNASAを創設して、各軍の精鋭パイロットから宇宙飛行士候補者を募ることにする。空軍のイェーガーやその仲間は大卒ではないため不適格とされたが、他の優秀なパイロットらが応募・招集され、厳しい検査を経て7人(ザ・マーキュリー セブン)が選ばれる。

 

 NASAへの不満、意見の対立、ライバル国のユーリ・ガガーリンの世界初の有人宇宙飛行の成功等を乗り越えて、宇宙へと飛び立った飛行士達は、世間の注目を集めていった。

 

 その頃イェーガーは、ソ連が持つ高度記録に挑むため、一人で最新鋭機NF-104を駆り上空へ飛び立つが、青空を飛び越えて星々を目の前にしたところで制御不能になり墜落。負傷しながらも脱出に成功し、生きて同僚らの元に帰る。

 

 「ライトスタッフ」の7人の中で取り残されていたゴードン・クーパーが宇宙へ飛び立ち「アメリカ人最後の宇宙単独飛行」の記録を成し遂げた。それと同時に(最終目的であるアポロ計画へ前進するため)当初の目的を達成したマーキュリー計画は、その役目を終えて華々しく終了を迎えた。


----------------------------------

豆知識
ドキュメンタリー映画ではないので、事実とは異なる点があることに注意する必要がある。例えば、X-1はそのシリーズを通じて飛行中での墜落事故は起きていない。また、チャック・イェーガーは元々X-1のテストパイロットとして選ばれ、何度も動力飛行などを行っているので、前日に操縦を引き受けたとするのは映画の演出によるもの。ただし、落馬により肋骨を折ってしまうもリドリーの機転で事なきを得た点は事実である。
初めて音速を越えた男、チャック・イェーガー本人も、テクニカルアドバイザーとして製作に参加しているほか出演もしている。パンチョの店内で時折映っており、採用係として訪れたハリー・シェアラーに話しかけるシーンもある。
本作の後日談として、また映画『アポロ13』製作のノウハウも活かして1998年にTVシリーズ『フロム・ジ・アース/人類、月に立つ』が製作された。心臓疾患のために宇宙に行けずNASA地上スタッフとしてアポロ計画を見守るディーク・スレイトン(アポロ13では、主人公ジム・ラベル船長の上司として登場)がほぼ全話に登場し、(同映画の冒頭にあった、)アポロ1号でのガス・グリソムの事故死のエピソードや、体調の都合でアポロ13号搭乗をジム・ラベル達に譲ったアラン・シェパードが難病を克服して月面着陸を果たすエピソードもある。

音楽担当のビル・コンティは、本作で1983年のアカデミー作曲賞を受賞した。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.74点

Yahoo!映画(5点満点)          4.42点
 ----------------------------------

 (以下工事中)

アポロ13

『アポロ13』(Apollo 13)1995年アメリカ映画
監督 ロン・ハワード

----------------------------------

ジム・ラヴェル トム・ハンクス
ジャック・スワイガート ケヴィン・ベーコン
ケン・マッティングリー ゲイリー・シニーズ
フレッド・ヘイズ ビル・パクストン
ジーン・クランツ エド・ハリス
マリリン・ラヴェル キャスリーン・クインラン
ジョン・アーロン ローレン・ディーン
ジェフリー・ラヴェル ミコ・ヒューズ
ブランチ・ラヴェル ジーン・スピーグル・ハワード
メアリー・ヘイズ トレイシー・ライナー
バーバラ・ラヴェル メアリー・ケイト・シェルハート
ディーク・スレイトン クリス・エリス
ヘンリー・ハート ザンダー・バークレー
サイ・リーバゴッド クリント・ハワード
ジョン・ヤング ベン・マーリー
ディレクター ジョー・スパーノ
テッド ジェームズ・リッツ
着陸船担当者 ウェイン・デュヴァル
ギュンター・ヴェント  エンドレ・ヒューレス

----------------------------------
 1969年、アポロ11号により、人類として初めてニール・アームストロング船長が月面に着陸した。次の打ち上げチームのリーダーであり、アメリカ初の宇宙へ行った飛行士アラン・シェパードが体調に支障があることが発覚し、その予備チームであったジム・ラヴェル船長(トム・ハンクス)とフレッド・ヘイズ(ビル・パクストン)、ケン・マッティングリー(ゲイリー・シニーズ)は、アポロ13号の正チームに選抜された。

 

 しかし、打ち上げ直前に、司令船パイロットのケンが風疹感染者と接触していることが判明し、なおかつケンには風疹抗体がなかったため、ケンの搭乗は認められないことになった。予備チームと交替するか、司令船パイロットのみ交替するか。判断はラヴェルに任されたが、彼はパイロットのみを交代させる決断をして、予備チームのジャック・スワイガート(ケヴィン・ベーコン)と交替させることにした。しかしながらこの決断は息の合ったチームワークを乱す原因となる。

 

 1970年4月11日、アポロ13号は現地時間13時13分に打ち上げられた。当初の飛行は順調であったが、アームストロングの月面着陸により国民の関心は薄れつつあったため、テレビ中継は放映されないことになった。だが、その事実は飛行士たちをがっかりさせないために、彼らには伏せられた。(その一方、事故の後は、興味本位にマスコミが飛行士の家族にまで殺到し、彼らを憤らせた。)

 

 月に到着する直前の4月13日、酸素タンク撹拌スイッチ起動により爆発が発生。酸素タンクから急激に酸素が漏れだした。酸素は乗員の生命維持だけでなく電力の生成にも使用するため、重大事態となる。当初、事態をつかみ切れていなかった乗員や管制官たちは、途中まで月面着陸を諦めていなかったが、やがて地球帰還さえできないかもしれないという重大事態であることを把握した。二酸化炭素濃度の上昇、電力の不足。

 

 地上の管制センターでは、管制官達だけでなく、メーカーの人間も含め、関係者全員が招集され、対策が練られた。搭乗しなかったケンは、電力をいかに節約するかをシミュレータを使って検討、地上からラヴェルら乗員をバックアップした。残存電力を保つため、船内は最低限の電力しか使わず、ウインナーが凍るほど寒くなるが、乗員同士支え合う。

 

 しかし、13号がコースを外れていることが判明。原因は、酸素の噴射により軌道のズレが生じたというものであった。誘導コンピュータは電力を使用してしまうため起動できない。このため、手動噴射による姿勢制御を決断。窓の外は船外を漂うゴミと、船内の室温低下とで曇っていてよく見えないが、地球が見えた。これを唯一の目標として、手動による噴射を行い、見事に成功。

 

 ところが、またもやコースについての問題が露見した。月面に着陸しなかったことで、土産として積み込む予定だった月の石100kg分の重量が不足していたためである。不要物を手動で移動させ重心を調整した。管制センターの計算では、大気圏進入角度がわずかに浅かったが、これは乗員に伏せられた。

 

 やがて大気圏再突入となるが、再突入時には通常、通信が約3分間途絶してしまう。ケンは何度も交信を呼び掛けるが、3分間経っても返答はない。誰もが諦めかけた約4分後、ついに交信が入る。限られた資源と時間を使って奮闘した乗務員と管制センターの連携により、クルーは無事に地球に降り立ったのである。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.36点

Yahoo!映画(5点満点)          4.34点
 ----------------------------------


 (以下工事中)

JFK

『JFK』(JFK)は1991年のアメリカ映画
監督 オリバー・ストーン

----------------------------------

ジム・ギャリソン ケビン・コスナー
クレー・ショー トミー・リー・ジョーンズ
ウィリー・オキーフ ケヴィン・ベーコン
スージー・コックス ローリー・メトカーフ
リー・ハーヴェイ・オズワルド ゲイリー・オールドマン 
ビル・ブロザード マイケル・ルーカー
ルー・アイヴォン ジェイ・O・サンダース
リズ・ギャリソン シシー・スペイセク
ジャック・マーティン ジャック・レモン
デイヴィッド・フェリー ジョー・ペシ
アル・オーサー ゲイリー・グラッブス
ヌーマ・ベルテル ウェイン・ナイト
ローズ・チェラミー サリー・カークランド 
FBI広報官 ロン・ジャクソン
リー・バウアーズ プルイット・テイラー・ヴィンス
ガイ・バニスター エドワード・アズナー
ジャック・ルビー ブライアン・ドイル=マーレイ
上院議員ロング ウォルター・マッソー
ディーン・アンドリュース ジョン・キャンディ
ジャスパー・ギャリソン ショーン・ストーン
ヴァージニア・ギャリソン エイミー・ロング
スナッパー・ギャリソン スコット・クルーガー  
エリザベス・ギャリソン アリソン・プラット・ディヴィス  
ビル・ニューマン ヴィンセント・ドノフリオ  
X大佐 ドナルド・サザーランド
Y将軍 デイル・ダイ
マリナ・オズワルド ベアタ・ポズニアック
フランク ウェイン・ティペット
ベーカー巡査 ビル・ピックル
Mr.ゴールドバーグ ロン・リフキン  
ジュリア・アン・マーサー ジョー・アンダーソン
ビヴァリー・オリヴァー ロリータ・ダヴィドヴィッチ
検視官 ハロルド・G・ハーサム
アール・ウォーレン最高裁長官 ジム・ギャリソン
エドワード・ハガーティ判事 ジョン・フィネガン
陪審長 ロイズ・T・バーガーロン
ジェリー・ジョンソン ジョン・ラロケット
偽オズワルド フランク・ホエーリー

----------------------------------
 ニューオーリンズの地方検事であるジム・ギャリソンは、昼食中に大統領暗殺の第一報を受けた。しかし、直後に逮捕されるリー・ハーヴェイ・オズワルドという人物に、彼は大多数のアメリカ人とは別のショックを受ける。ニューオーリンズの法曹関係者の間ではオズワルドという男は有名人であったからである。

 

 オズワルドは不思議な過去を持ち、奇行を繰り返し、キューバ人の団体とトラブルを起こしていた人物だった。彼はすぐにこの人物の調査を始めるも、大統領暗殺事件の二日後にさらに事件が起こった。マスコミや大勢の警官がいるさなか、オズワルドが警察署の中でジャック・ルビーという男に射殺されたのだ。

 

 それから約3年後、ギャリソンはウォーレン委員会の報告書を何度も読破し、調べれば調べるほど事件の矛盾点や疑問点という名の霧が彼を包む。そしてその霧が一気に雹となって彼の体を叩く。この瞬間、名誉も仕事も家族も捨て去ることになる、彼と合衆国との長い戦いが始まったのだった。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.27点

Yahoo!映画(5点満点)          3.85点
 ----------------------------------

 (以下工事中)

プラトーン

『プラトーン』(英語: Platoon, 英語発音: [pləˈtuːn] プラトゥーン)1986年公開アメリカ映画
監督・脚本 オリバー・ストーン
第59回アカデミー賞 作品賞
第44回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞受賞作品

 ----------------------------------
クリス・テイラー チャーリー・シーン
ボブ・バーンズ2等軍曹 トム・ベレンジャー
エリアス・グロージョン3等軍曹 ウィレム・デフォー
バニー ケヴィン・ディロン
ビッグ・ハロルド フォレスト・ウィテカー
レッド・オニール ジョン・C・マッギンリー
ラー フランチェスコ・クイン
ハリス大尉 デイル・ダイ
ガーター・ラーナー ジョニー・デップ
キング キース・デイヴィッド
フランシス コーリー・グローヴァー
ウォルフ中尉 マーク・モーゼス
ウォーレン トニー・トッド
ジュニア レジー・ジョンソン
ガードナー ボブ・オーウィグ
テックス デヴィッド・ニードルフ
ドク ポール・サンチェス
クロフォード クリス・ペダーソン
ロドリゲス クリス・カスティリェホ
サンダーソン(サンディ) J・アダム・グローヴァー
マニー・ワシントン コーキー・フォード
トニー イワン・ケイン
エース テリー・マキルヴェイン
タブス アンドリュー・B・クラーク
モアハウス ケヴィン・エシェルマン
パーカー ピーター・ヒックス
サル リチャード・エドソン

----------------------------------
 1967年のベトナム共和国(いわゆる『南ベトナム』)。白人のクリス・テイラーは自分と同年代の、しかも少数民族や黒人・貧困層という、アメリカ合衆国の底辺層である若者が、職と金を求めて、次々とアメリカ合衆国軍に徴兵していく現実に憤りを覚え、両親の反対を押し切り大学を中退して、アメリカ陸軍に志願、ベトナム戦争の戦場へやってきた。

 

 しかし南ベトナム解放民族戦線のゲリラ戦に悩まされ、鬱蒼とした密林のジャングルで対峙する戦場の過酷さは、彼の想像を遥かに超えるものであり、現地に配属された当日に、自身の決断を後悔する。

 

 クリスは、カンボジア国境付近のアメリカ陸軍第25歩兵師団のある小隊に配属される。そこは、まさに戦鬼と化した鬼軍曹バーンズとまだ人間らしさを残したエリアス軍曹が取り仕切る小社会だった。クリスはその中で時に戦い、時に戦友たちとマリファナをたしなみ、徐々に小隊に、兵隊に、そして戦争になじんでいく。

 

 だが、戦争はさらに過酷さを増し、敵のブービートラップばかりか味方の誤砲撃までもが小隊を襲う。戦友は次々と倒れ、生き残った戦友たちの中には現地民間人に手を出すものまで現れ、彼らの処遇を巡ってバーンズとエリアスの対立は決定的な破局を迎えた。

そして、すべてを葬り去る敵の大夜襲が小隊に、そしてクリスに迫る…。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.47点

Yahoo!映画(5点満点)          4.45点
 ----------------------------------

 (以下工事中)

アンタッチャブル

『アンタッチャブル』(The Untouchables)は、1987年のアメリカ映画。
監督 ブライアン・デ・パルマ

----------------------------------

エリオット・ネス ケヴィン・コスナー
ジム・マローン ショーン・コネリー
ジョージ・ストーン アンディ・ガルシア
オスカー・ウォーレス チャールズ・マーティン・スミス
アル・カポネ ロバート・デ・ニーロ
フランク・ニッティ ビリー・ドラゴ

----------------------------------
 1920年代から30年代初期の禁酒法は闇酒場を横行させ、犯罪組織は、酒の密造とカナダからの密輸により莫大な利益をあげていた。地元の警察や裁判所を買収しているギャングたちが市民への殺人も厭わない状況に政府はアメリカ第三の大都会であるシカゴへ財務省のエリオット・ネス(ケヴィン・コスナー)を派遣する。

 

 野心家で目立ちたがり屋のネスは赴任早々、密造酒摘発で手柄を立てようとして失敗。さらに新聞記者に写真にとられて落ちこむネスは、帰り道で会った初老の警官ジム・マローン(ショーン・コネリー)に警官の仕事は手柄を立てるのではなく無事に家に帰ることだと教えられる。

 

 翌日、オフィスに来たネスは抗争の巻き添えになって死んだ少女の母親から諦めないでと励まされ、新たな決意を胸にマローンを呼び出す。周りに聴かれないように署を出て教会のベンチに座った二人。ネスはカポネ(ロバート・デニーロ)を逮捕する決意をマローンへ打ち明け、信頼できる仲間と班を編成するために協力してほしいと頼む。カポネの実力を知るゆえに躊躇うマローンだが警官としての生き方を貫くことを決意する。

 

 警察学校の生徒だった新米のジョージ・ストーン(アンディ・ガルシア)、財務省から応援にきた簿記係のオスカー・ウォーレス(チャールズ・マーティン・スミス)と四人が揃ったところでマローンが全員に銃を持たせて歩きだす。進んだら後戻りできない修羅の道、彼らはその一歩を踏み出していく。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.89点

Yahoo!映画(5点満点)          4.33点
 ----------------------------------

 (以下工事中)

未知との遭遇

『未知との遭遇』(みちとのそうぐう、Close Encounters of the Third Kind)は、1977年に公開されたアメリカ映画

監督 スティーヴン・スピルバーグ

----------------------------------
ロイ・ニアリー リチャード・ドレイファス
クロード・ラコーム フランソワ・トリュフォー
ロニー・ニアリー テリー・ガー
ジリアン・ガイラー メリンダ・ディロン
デヴィッド・ロフリン ボブ・バラバン
バリー・ガイラー ケイリー・ガフィー
ロバート ランス・ヘンリクセン
 ----------------------------------
 バミューダトライアングルで行方不明になった戦闘機群や巨大な貨物船が、砂漠に失踪当時の姿のまま忽然と姿を現した。謎の発光体が米国内外で目撃され、原因不明の大規模停電が発生。発電所に勤めるロイ・ニアリーも停電の復旧作業に向かう途中、不可思議な機械の誤作動を起こす飛行物体と遭遇。それが放つ閃光を浴びて以後理由も判らないまま、憑かれたようにUFOの目撃情報を集め出し、枕やシェービング・クリームに漠然と山のような形を見出すようになる。

 

 インディアナ州に住む少年バリー・ガイラーは家の台所に入り込み冷蔵庫を漁っていた「何者か」と鉢合わせするが、恐れる様子も無く後を追い掛け、その母のジリアンも深夜外に出て行った息子を連れ帰ろうとする途中で飛行物体の編隊と遭遇し閃光を浴び、ロイ同様に山の姿を描くようになる。

 

 飛行物体の群れにバリー少年が連れ去られる(アブダクション)など謎の現象が続く中、フランス人UFO学者のクロード・ラコームは異星人からの接触を確信し、「彼ら」と直接面会する地球側の「第三種接近遭遇」プロジェクトをスタートさせる。「彼ら」からのデータ送信をキャッチしそれが地上の座標を示す信号で、ワイオミング州にあるデヴィルズ・タワー(悪魔の塔)という山を指し示していた。軍も出動し有毒ガス漏洩を偽装して住民が退避させられるがニュースで報じられた事によってロイとジリアンは探し求めていた奇妙な形の山がデヴィルズ・タワーである事を確信。州境を越えデヴィルズ・タワーを目指す。

 

 デヴィルズ・タワーに陣取ったラコームらプロジェクトチームの目前に飛行物体の編隊が現れ、チームが送った信号に反応を示して飛び去った。関係者達は歓声を上げるが、直後山の背後から「彼ら」の母船とみられる巨大な円盤が重低音を響かせながら出現する。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  6.77点

Yahoo!映画(5点満点)          3.66点
 ----------------------------------


 (以下工事中)

U・ボート

『U・ボート』(原題:Das Boot、英題:The Boat)1981年ドイツ映画
監督 ウォルフガング・ペーターゼン

----------------------------------

艦長 ユルゲン・プロホノフ
ヴェルナー少尉 ヘルベルト・グレーネマイヤー
機関長 クラウス・ヴェンネマン
第一当直士官 フーベルトゥス・ベンクシュ
第二当直士官 マルティン・ゼメルロッゲ
一等航海士 ベルント・ダウバー
ヨハン アーウィン・レダー
ウルマン少尉 マルティン・マイ
ヒンリッヒ ハインツ・ヘーニッヒ
兵曹長 ウーヴェ・オクセンクネヒト
アリオ クロード=オリバールドルフ
ピルグリム ヤン・フェダー
トムゼン オットー・ザンダー

----------------------------------

 第二次世界大戦中の1941年秋、ナチス・ドイツの占領下にあったフランス大西洋岸のラ・ロシェル港から、1隻のUボート「U96」が出航する。彼らに与えられた任務は、大西洋を航行する連合国護送船団への攻撃であった。


 報道班員のヴェルナー少尉はUボートの戦いを取材するため、歴戦の艦長と古参のクルー、若者ばかりの水兵を乗せたU96に乗り込む。荒れ狂う北大西洋での孤独な索敵行、ようやく発見した敵船団への攻撃と戦果、海中で息を潜めながら聞く敵駆逐艦のソナー音と爆雷の恐怖、そして目の前に突きつけられた死に行く敵の姿。疲労したU96の乗組員たちはクリスマスには帰港できることを願うが、母国から届いた指令はイギリス軍の地中海要衝であるジブラルタル海峡を突破してイタリアに向え、という過酷なものであった。


 中立国スペインのビゴにて偽装商船から補給を受けたU96は、敵が厳しく警戒するジブラルタル海峡突破に挑む。艦長、ヴェルナー少尉、そして乗組員たちの前には非情な運命が待ち受けていた。


 本作は、「海の勇者」、「灰色の狼」、「深海の英雄」と美辞麗句で持て囃され、優秀な人材を投入されながら、実際には出撃した将兵のうち実に4分の3にも及ぶ犠牲を出したUボート乗組員たちの生き残りを賭けた苦闘を描く、戦場の物語である。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.02点

Yahoo!映画(5点満点)          4.31点
 ----------------------------------

 (以下工事中)

ベニイ・グッドマン物語

『ベニイ・グッドマン物語』(The Benny Goodman Story)1956アメリカ映画
監督 ヴァレンタイン・デイヴィース

----------------------------------
ベニイ・グッドマン スティーヴ・アレン
アリス・ハモンド ドナ・リード
ヴィブラフォン ライオネル・ハンプトン
ドラム ジーン・クルーパ
ピアノ テディ・ウィルソン
トランペット ジギー・エルマン (Ziggy Elman)
マーサ・ティルトン (Martha Tilton)
キッド・オリー
ジョージ・ギヴォット (George Givot)

----------------------------------
 ベニー・グッドマン少年は、シカゴの音楽教師にクラリネットを習う。グッドマンは、バンドリーダーのエドワード・“キッド”・オリーに、どんな音楽でもよいから一番好きな音楽を演奏しろ、喰うだけのためには演奏するな、と助言される。ベニーはベン・ポラック (Ben Pollack) の巡業楽団の一員となって音楽生活を始める。


 ニューヨークで、バンドの受けはよくなかった。ベニーは、ジャズ愛好家のジョン・ハモンドと、その妹アリスに出会う。ベニーは壮麗なハモンド家の屋敷に招かれ、モーツァルトのクラリネット協奏曲を演奏することになる。アリスはベニーが恥をかくのではないかと心配するが、ベニーは非の打ち所のない演奏を披露し、彼女の心遣いに感謝する。


 ベニーは、土曜の夜の人気ラジオ番組で演奏するようになり、フレッチャー・ヘンダーソンがベニーのために編曲を提供することを申し出る。西海岸では、東部時関より早い時間帯に放送されていた番組が若者たちの間に大きな反響を巻き起こしていた。ベニーは、ドラムにジーン・クルーパ、ピアノにテディ・ウィルソン、ヴィブラフォンにライオネル・ハンプトンを据えてカルテットを編成する。


 上流社会の娘であるアリスとの恋愛は、ベニーの母親の反対にあうが、ベニーがカーネギー・ホールで演奏会を開くに至ったときにはすべてが上手く収まり、グッドマン夫人は未来の嫁を、隣の席に招くのであった。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.43点

Yahoo!映画(5点満点)          3.83点
 ----------------------------------

 (以下工事中)

アラビアのロレンス

『アラビアのロレンス』(Lawrence of Arabia)1962年イギリス映画
監督 デヴィッド・リーン

----------------------------------

トーマス・エドワード・ロレンス ピーター・オトゥール
ファイサル王子 アレック・ギネス
ハウェイタット族のアウダ・アブ・タイ(Auda ibu Tayi) アンソニー・クイン
ハリト族の“シャリーフ・アリ” オマー・シャリフ
アレンビー将軍 (Edmund Allenby) ジャック・ホーキンス
ジャクソン・ベントリー新聞記者 アーサー・ケネディ
ブライトン大佐 アンソニー・クエイル
ベイ将軍 ホセ・フェラー
ドライデン顧問 クロード・レインズ
アーチボルト・マーレイ将軍 ドナルド・ウォルフィット

----------------------------------

 「アラビア」とは関係のないイギリスの片田舎が映し出され、男がオートバイに跨り、スピードを出して走り始める。1935年5月13日、オートバイで走行中の男は自転車を避けようとして道路を外れ転倒し死亡。ドーセット州モートンの教会で行われたその男の葬式には多くの人が参列し、銅像も建てられることになった。新聞記者が故人について参列者に尋ねると、「素晴らしい業績をあげたがよく知らない」、「英雄だが自己顕示欲にまみれた男」、「彼ほど偉大な人物は居ない」と評価は毀誉褒貶相半ばしていた。


 1916年10月、イギリス陸軍エジプト基地勤務の地図作成課少尉のロレンスは、風変わりな男として知られていた。アラビア語やアラブ文化に詳しいことから、オスマン帝国からの独立闘争を指揮するマッカのシャリーフであるスンナ派のハーシム家のファイサルと会見してイギリスへの協力を取り付ける工作任務を受けることになる。マッチを指で消すのが趣味の男だったが、炎を息で吹き消すと灼熱のアラビアの砂漠が広がる。


 初めは不慣れだったラクダも、見事に乗りこなせるようになった。案内役のベドウィンが井戸から水を汲んでロレンスに飲ませた。蜃気楼の中から現われたアリと名乗る井戸を所有するハダリが現れ、無断で他部族の井戸水を盗んだとして案内人をいきなり銃で殺害する。アリはロレンスには罪はなく、砂漠を旅するのは大変だろうと案内人を買って出るが、ロレンスはきっぱりと断って一人で出発する。


  ロレンスが、ヤンブーにあるアラブ人の基地に到着すると、基地はオスマン帝国軍の襲撃を受けており、ファイサルが懸命に指揮するもののアラブ人は全く反撃できなかった(ヤンブー占領)。ファイサルと面会したロレンスは、独立闘争への協力を約束する。ロレンスはヤンブー・マディーナとタブークの中間にある紅海北部の海岸の町アル・ワジュからアラブ人の勇者50人を率いてネフド砂漠を渡り、オスマン帝国軍が占拠する港湾都市アカバを内陸から攻撃する電撃作戦を立てた。アカバの砲台はアカバ湾(紅海)に向いており、内陸からの攻撃には無防備だった。


 延々と続く砂漠を夜間行軍中、ガシムという男が列にいないことにロレンスは気付いた。「戻って助けに行く」と主張するロレンスに、「無茶だ」「死にに行くのか」とアリは抗議する。無謀にもロレンスは、ガシムを救うために一人で今来た道を戻るのだった。ロレンスはラクダにガシムを乗せて戻ってきた。アリをはじめアラブ人達はロレンスを賞賛し、白く美しいアラブ伝統の衣装を身に着けさせ、ロレンス1人だけのアラブ部族として認めたのであった。


 アカバ近くでアウダ・アブ・タイが率いるハウェイタット族と遭遇した。アウダはそれまでオスマン帝国軍に協力していたが、アラブ独立のためにロレンスと共にオスマン帝国軍と戦うことにする。しかし悲劇が起こる。ロレンス側の兵士がアウダ側の兵士を殺してしまった。殺したのはガシムだった。軍の統制と団結を保つため、ロレンスは苦渋の思いでガシムを拳銃で処刑した。


 1917年7月6日にアラブ軍はアカバを奇襲し、オスマン帝国軍の大砲が全て海側に向いていたアカバはあっけなく陥落した(アカバの戦い)。ロレンスはシナイ砂漠を横断してスエズ運河になんとか辿り着き、イギリス陸軍司令部に急行した。アカバ陥落と今後のヒジャーズ鉄道襲撃計画を司令部に報告し、スエズ運河などの攻撃に割くべきオスマン帝国軍の兵力が鉄道防衛に振り向けられて薄くなったら、イギリス軍が呼応してシリア・パレスチナまで反攻させるイギリス軍のための後方撹乱作戦のためである。


 ロレンス達がシナイ砂漠を横断中に、部下のアラブ人少年の一人ダウドが流砂に捕われて死んでしまう。司令部に到着し、ロレンスはもう一人の部下のアラブ人少年ファラージと共に建物の中に入った。汚れたアラブの衣装を身に付けたロレンスを見て、周囲の軍人は驚きを隠せなかった。そしてロレンスがアカバ陥落を告げると、その場の誰もが驚愕した。満身創痍のロレンスは、司令部内のカフェでレモネードを2つ注文した。「アラブ人は外に出せ」という文句を無視して、ファラージにもレモネードを御馳走したのだ。このロレンスの行動は、アラブ反乱がイギリス軍のための単なる後方撹乱作戦という位置づけなどではなく、アラブ人にアラブを与える聖戦であるという大義の表明でもあった。


 ロレンスは少佐に昇進した。イギリス陸軍からの兵器の補充を受けたアラブ軍は、オスマン帝国軍への更なる攻撃を開始する。オスマン帝国のヒジャーズ鉄道の線路に爆弾を仕掛けて機関車を爆破して猛襲するという戦法を展開した(ワジ・ムサの戦い)。この戦法は大成功を収め、ロレンスの活躍は新聞にも載って広く報道されるのだった。しかし三回目の鉄道襲撃で爆弾を設置する時に、ファラージが懐に入れておいた信管を爆発させてしまった。止むを得ずロレンスは、ファラージを苦しませないためにその場で拳銃で殺害し、鉄道爆破計画を中止した。


 次にロレンスは現地の人の服を身に着けて現地人に化け、ダルアーに偵察に行った(ダルアー占領)。心配するアリに対し、「私は透明人間だ」と意気揚々だったが、オスマン帝国軍に見つかり連行された。ロレンスは服を脱がされ、ダルアーを支配するオスマン帝国軍のベイ将軍の好色の餌食となってしまう。


 エルサレムでロレンスはアレンビー将軍に辞表を出すが、イギリス陸軍はそれを受理せず、サイクス・ピコ協定を知らせた上で彼をアラビアに送り戻してダマスカス侵攻を指揮させる。ロレンスは、アラブ人にアラブを与えるという大義の為にイギリス陸軍正規部隊より一足早くダマスカスに到着するためとはいえ、彼の部隊に金の為に動く殺人犯も加え、より攻撃的な部隊を編成して進軍する。


 ダマスカスへの進軍の途中、ロレンスの部隊はタファス村を大量虐殺したばかりの退却中のオスマン帝国軍と遭遇し、逃走してきた村人に"No prisoners!(捕虜はいらぬ=皆殺しにせよ)"と復讐を懇願される。彼が単身でオスマン帝国軍に切り込み殺されたことをきっかけに、ロレンスの部隊は復讐の連鎖の深みにはまり込み大量虐殺を行ってしまう。


 凄惨なメギドの戦いの後、ロレンスの部隊は、イギリス陸軍正規部隊より一足早くダマスカスをオスマン帝国軍から解放することに成功する(ダマスカス占領)。しかし、戦闘で精神的に荒廃したアラブ人の戦士達はアラブ国民会議でエゴをぶつけ合い始め、その結果、街に電力が不足し、火事は収まらず、病院はおざなりになってしまうのだった。


 アラブ民族会議に失望したロレンスは「砂漠など二度と見たくない。神にかけてだ。」と言い、アラビアを去ることを決意する。ロレンスのことを「敬愛しつつ恐れたが、彼自身も、自分を恐れていた」と語るアリに「アラブに生まれたということは辛い思いをしろということだ」とアウダは言う。その言葉はロレンスの中にある外へのジハードと内へのジハードの葛藤、復讐と寛容との心の戦いを言い当てていた。病院の惨状により、イギリス軍の医療隊が病院にやってきてその中の一人の男が病院を見に来ていたロレンスをアラブ人と勘違いし、平手打ちにする。それはアリとアウダに代わってロレンスとアラブ民族会議を叱責するかのようだった。


 オスマン帝国軍から解放されたアラビアは、もはやロレンスを必要とはしていなかった。フサイン=マクマホン協定を信じてイラク・シリア・アラビア半島を含む大アラブ王国(汎アラブ主義) を構想する老練な族長ファイサルにとって、白人のロレンスがアラブ反乱を指揮した事実は邪魔となっていた。また、サイクス・ピコ協定によりアラブをフランスとともに分割する方針を決めていたイギリス陸軍の将軍にとっても、大アラブ王国を支持し奔走するロレンスは政治的に邪魔な存在となっていたからである。


 ファイサルは「もうここには勇士は必要でなくなった。私達は協定を進めます。老人の仕事です。若者は戦う。戦いの長所は若者の長所、つまり勇気と未来への希望なのです。だが、老人は平和を作る。そして平和の短所は老人の短所、つまり不信と警戒心なのだ。そうに違いない。あなたに対する私の感謝の気持ちは計り知れない」と語りかけるが、去り行くロレンスにその言葉は虚しく響くばかりだった。


 ロレンスはイギリス陸軍の英雄として大佐に昇進させられながらも、アラブ人としての大きな失意を胸に抱きながらアラビアから追放されるのだった。このとき、食堂でロレンスをイギリス陸軍の英雄として褒め称え握手を求めたのは、病院でアラブ人の不寛容に怒りロレンスを平手打ちにし、ロレンスの葬式の際に教会の入り口で記者に抗議する男だったのである。誰よりもアラビアを愛した男、ロレンスを乗せて走り去るロールスロイス。そしてそのロールスロイスを追い越していくバイク。始めのバイク事故のシーンの謎解きで、映画が終わる演出になっている。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.95点

Yahoo!映画(5点満点)          4.34点
 ----------------------------------


 (以下工事中)

タワーリング・インフェルノ

『タワーリング・インフェルノ』(原題: The Towering Inferno )1974年アメリカ映画
監督 ジョン・ギラーミン
 ----------------------------------
マイケル・オハラハン隊長 - スティーブ・マックイーン
ダグ・ロバーツ - ポール・ニューマン
ジェームズ・ダンカン - ウィリアム・ホールデン
スーザン・フランクリン - フェイ・ダナウェイ
ハーリー・クレイボーン - フレッド・アステア
パティ・シモンズ - スーザン・ブレークリー
ロジャー・シモンズ - リチャード・チェンバレン
リゾレット・ミュラー - ジェニファー・ジョーンズ
ハリー・ジャーニガン - O・J・シンプソン
ゲイリー・パーカー上院議員 - ロバート・ヴォーン
ダン・ビグロー - ロバート・ワグナー
ローリー - スーザン・フラネリー
ポーラ・ラムジー市長夫人 - シーラ・アレン
ウィル・ギディングズ - ノーマン・バートン
ロバート・ラムジー市長 - ジャック・コリンズ
カピー - ドン・ゴードン
スコット消防士 - フェルトン・ペリー
カルロス - グレゴリー・シーラ

----------------------------------

 アメリカ・サンフランシスコの新名所、138階建のグラスタワーが落成式を迎えた。ビルの設計者ダグ・ロバーツ( ポール・ニューマン)とオーナーのジェームズ・ダンカン(ウィリアム・ホールデン)は、屋上に立って眼下に広がる市の光景を見下ろしていた。


 135階の会場に300名の来賓を招いた落成式が始まる頃、ビル地下室の発電機が故障したため、主任技師らは予備の発電機を始動させた。その頃、50階にある中央保安室の保安係主任ハリー・ジャーニガン(O・J・シンプソン)は、災害探知装置を監視していたが、警報装置が作動していないのに、異常な反応があったのに気が付く。そして、ビル内のどこかで火災が発生しているのではと考え、愕然となった。実はこの時、予備の発電機を動かしたことで小さな火花が走り配線に移ると同時に、81階にある物置室の配電盤のヒューズが火を発し、燃えながら床に落ちた絶縁体の破片が、マットをくすぶらせ始めたのである。


 ハリーの報告を受けて地下に走ったロバーツは、配線工事が自分の設計通りに行われておらず、配線の規格も設計したものより細いことに気付き憤然となった。ダンカンの娘婿で、ビル建設の責任者のロジャー・シモンズ(リチャード・チェンバレン) が、予算を減らすために行った電気系統工事の手抜きと配線の規格落ちが原因となり、81階の物置室でボヤ火災が発生していたのである。


 危険を感じたロバーツは、急遽広報部長のダン・ビグロー(ロバート・ワグナー)に連絡したが、愛人と部屋にこもっている状態でラチがあかない。ロバーツはロジャーに工事の手抜きを責めたが、ロジャーは建築法の規定範囲内で問題ないと突っぱねた。ロジャーは、経費の切り詰めを義父のオーナーから迫られて、高層ビルでは大きな規格の配線でないと熱が生じることに配慮せず、電気配線で手抜きをしたのであった。ロバーツはダンカンに、火災の危険が迫っているので落成式を直ちに中止して避難するよう進言するが、ダンカンは全く耳を貸さなかった。


 落成式には、ゲイリー・パーカー上院議員(ロバート・ヴォーン)、ロバート・ラムジー市長(ジャック・コリンズ)を初めとする各界の要人や、ビルの80階より上の住居部分の住人である、株専門の詐欺師だったハーリー・クレイボーン( フレッド・アステア)や、富豪の未亡人のリゾレット・ミュラー(ジェニファー・ジョーンズ)も招かれ、135階のプロムナードホールへ集まっていた。ハーリーとリゾレットは、お互いに惹かれて行く。


 81階の物置室は火の海となり、煙が充満して室外に煙が流れ出していた。そこへ駆けつけた警備員達が扉を不用意に開けたため、火が一気に広がり、扉を開けた警備員を助けようとしたウィル・ギディングズは、火ダルマとなって惨死した。現場に駆けつけたロバーツは、火災の状況をみてダンカンに電話し、ただちに式典を中止してビルからの退去を要請したが、ダンカンは、既に出動していた消防隊により鎮火出来ると頑強に信じて応じようとはしなかった。


 やがて消防隊が到着した。隊長のマイケル・オハラハン(スティーブ・マックイーン)は、現場の状況を見て火事の酷さを悟り、ただちに79階に司令センターを設置するとともに、消火ホースだけでは81階の火災は抑えられないとして、135階のプロムナードホールへ行き、ダンカンに300人の客の緊急避難を命じた。


 反発したダンカンであったが、しぶしぶ承知してパーティー会場を1階に移すと招待客に説明して、エレベーターで下に降りるように案内したが、招待客等は、ダンカンの指示に従うような雰囲気では無くなっていった。オハラハンは、81階の火事の状況から、ビル内部のエレベーターがその階を通過する時に、ショートで停止して扉が開くのではと考え、ダンカンに内部エレベーターの使用停止を進言したが、エレベーターは既に招待客を乗せて降下した後だった。オハラハンが恐れていたとおり、エレベーターは81階で自動的に扉が開き、火が中に入っていってしまった。


 再び最上階に上がっていったエレベーターの扉が開くと、火ダルマとなった男が出てきて倒れた。招待客らがパニックに陥る中、ハーリーは、身動きしなくなった男に、着ていたタキシードを掛けるのであった。


 リゾレットは、友人のオルブライト夫人とその家族が階下に取り残されているのに気付く。ロバーツやハリーの助けもあって、幸い夫人らは間一髪炎から逃れる事が出来た。オルブライト夫人を1階に避難させるハリーと別れ、ロバーツと共に子供たちと最上階へ避難しようとしたが、途中階段が破壊されてしまっていた。何とか苦境を脱して最上階にたどり着いたが、今度は非常口がコンクリート塊で塞がれていた。ロバーツは、オハラハンに状況を説明し、1階からやって来た消防士がドアを爆破してようやく最上階に戻ることが出来た。


 各階に延焼して断続的に爆発が起こり、もはや地上からの救援活動では間に合わないと考えたオハラハンは、アメリカ海軍のヘリコプターによる空からの救援を要請した。しかし風が強い為、ビル屋上への着陸は困難であった。少し風が収まり、辛うじて近づいたヘリコプターだったが、屋上で風に煽られ、墜落炎上してしまった。ヘリコプターによる救助も難しいと知ったオハラハンは、隣接するビルから、救命籠を使う方式での救助を行う事とした。


 やがて予備の発電機が火を吹き、ビル全体が停電した。最上階からの唯一の避難経路だった、壁面を使って昇降する外部エレベーターも動かなくなったが、ロバーツは、ブレーキを掛けながらの1度だけの降下なら可能だと考え、リゾレットやオルブライト夫人の家族ら12人を乗せて降下していった。しかし降下中に爆発に巻き込まれてエレベーターが傾き、姿勢を崩したリゾレットは、割れたガラスの隙間から落下していった。エレベーターはそのまま宙吊り状態になったが、オハラハンの決死の活躍で無事に地上に降りることが出来た。


 隣りのビルに繋げたワイヤーで救命籠を動かしての避難によって、女性は全員避難を終了した。次は男性の順番であったが、予め決まっていた順番を無視して、ロジャーが先に逃げようとした。それを制止しようとした上院議員らが救命籠にしがみついたが、やがてワイヤーが切れ、救命籠もろとも地上へ落下していった。


 オハラハンは、副消防署長から最後の手段として屋上にある巨大な貯水槽を一気に爆破し、その水で消火する作戦を知らされる。誰も助からないかも知れない危険な作戦であったが、他に方法が無い事を悟ったオハラハンは、耐火服に身をかためて屋上に赴く。ロバーツは、最上階に残った人々に作戦を伝え、身体を柱や固定物に縛り付ける様にに指示し、オハラハンに協力して爆弾の設置を行った。やがて大規模な爆発が起き、瓦礫とともに百万ガロンの水の奔流がビル最上階に流れてきた。瓦礫の下敷きや、水に流されて多くの人々が命を落とし、その中には最後まで留まった市長も含まれていたが、火災はようやく鎮火していった。


 しばらくして、救助されたハーリーはリゾレットを探すが、エレベーターに乗っていた消防士から死を知らされる。保安係主任のハリーからリゾレットの飼い猫を渡され、悲しみにくれた。オハラハンとロバーツはお互いを労りながらも、オハラハンは高層ビルを作る人間の驕りを戒めるのであった。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.68点

Yahoo!映画(5点満点)          4.49点
 ----------------------------------


 (以下工事中)

駅馬車

『駅馬車』(原題: Stagecoach)1939年アメリカ映画
監督 ジョン・フォード

----------------------------------

リンゴ・キッド ジョン・ウェイン
ダラス クレア・トレヴァー
ブーン医師 トーマス・ミッチェル
カーリー保安官 ジョージ・バンクロフト
バック アンディ・ディバイン
ルーシー・マロリー ルイーズ・プラット
ハットフィールド ジョン・キャラダイン
ピーコック ドナルド・ミーク
ゲートウッド バートン・チャーチル
ルーク・プラマー トム・タイラー   
騎兵隊中尉 ティム・ホルト

----------------------------------

 ジェロニモがアパッチ族を率いて居住地を出たという情報が飛び交っていた頃、アリゾナ州トントからニューメキシコ州ローズバーグに向かう駅馬車が出発した。


 乗客は町から追放された娼婦ダラス(クレア・トレヴァー)、アルコール中毒の飲んだくれ医者ブーン(トーマス・ミッチェル)、はるばるバージニアから来て夫のマロリー騎兵隊大尉に会いにいく貴婦人ルーシー(ルイーズ・プラット(英語版))、小心者の酒商人ピーコック(ドナルド・ミーク)であった。出発の際に南部出身の賭博師ハットフィールド(ジョン・キャラダイン)が「マロリー夫人の護衛」として乗り込んだ。御者のバック(アンディ・ディバイン)とカーリー・ウィルコック保安官(ジョージ・バンクロフト)が加わり、合計7名で駅馬車は出発する。


 さらに出発してすぐにトントの町はずれで銀行家ヘンリー・ゲートウッド(バートン・チャーチル)が駅馬車に乗り込んできた。彼は5万ドルを横領し、ローズバーグへ逃げて雲隠れするつもりであった。駅馬車が砂漠にかかる時、突然銃声がして馬車が止まった。ライフルを軽々とクルリと回して現われたのは脱獄囚のリンゴ・キッド(ジョン・ウェイン)であった。


 保安官カーリーと御者バックはリンゴ・キッドとは旧知の間柄であった。リンゴが脱獄で500ドルの懸賞金がかけられていることも知っていたが、彼が父と兄弟を殺したプラマー兄弟に敵討ちをするためにローズバーグへ行くことも予知していた。そしてカーリーはリンゴがローズバーグに行くことを予想してこの駅馬車に乗ったのだった。「リンゴがプラマー兄弟と決闘しても殺される」に決まっていると考え、ライフルを取り上げてリンゴを逮捕した。リンゴの父とは同じ牧童仲間で父親代わりであったカーリーにとって、逮捕することがリンゴを安全にする方法であった。また皮肉なことに同乗した飲んだくれ医師ブーンは、かつてリンゴの殺された弟を治療したことがあった。


 道中の馬車の中で、賭博師ハットフィールドはさかんにルーシーのために気を使い、ルーシーに銀のカップを差し出す。ルーシーはそのカップを見て「これはグリーンフィールド家の紋章では?」と問う。ハットフィールドはどこかで賭けて儲けたものと云う。ダラスに対しては皆の目は冷たく、無視されている。そのことでリンゴが怒ったりしていた。また酒商人ピーコックが販売拡大の営業のため持ってきたサンプルの酒が、飲んだくれ医師に飲まれていまう。


 駅馬車は最初のステーションであるアパッチウェルズに到着する。ここでトントから随行してきた護衛の騎兵隊との交代の部隊がいなかった。ジェロニモがアパッチ族を率いて居住地を出た情報がある中、護衛なしで前進してローズバーグを目指すか、引き返すかの投票が行われ、ローズバーグに向かうことに決定する。


 次のステーションであるニューメキシコのドライフォークに到着するが、ここでメキシコ人のクリスから「マロリー大尉が負傷してローズバーグに運ばれた」と伝えられてルーシーは倒れる。ルーシーは妊娠していてショックで産気づいてしまう。メキシコ人の牧童たちがジェロニモの襲撃を恐れて夜のうちに逃げ出して逃げし、クリスの妻も姿をかくしてしまう。飲んだくれ医師ブーンがコーヒーを浴びるように飲んで正気に戻り、ダラスの助けもあって無事にルーシーは女児を出産する。


 リンゴは道中親しくなったダラスにプロポーズし、一緒にメキシコに住もうと誘うがダラスは答えなかった。そしてダラスに励まされ、リンゴは敵討ちを諦めメキシコに逃げようとして、アパッチの狼煙(のろし)を発見する。狼煙は襲撃の合図であった。リンゴはメキシコ行きを諦める。そして駅馬車はドライフォークから川の渡し場に行き、川を渡ってローズバーグを目指そうとした。


 だがすでに渡し舟を含め川の渡し場全体が焼討ちにあっていた。そこで駅馬車に筏をつけてそのまま浮かして川を渡りきり、難関を突破した。渡っている間にアパッチの襲撃はなく、一同は安堵するが、渡し場でアパッチの光信号のようなきらめきを見たハットフィールドは警戒を続けていた。危機が去ったとして終着駅がもうすぐだとしてブーンが祝杯を挙げようとしたその瞬間、突然弓矢が飛び込みピーコックの胸に突き刺さった。


 ついに総攻撃をかけてきたアパッチ族に、駅馬車の男たちは必死に応戦する。バックは腕を打たれ、リンゴが先頭馬まで飛び移り手綱を引いた。やがて弾薬が底をつき、ハットフィールドは最後の一発をルーシーに向けた時、アパッチの流れ弾に撃たれて命を落とす。その直後にラッパの音が聞こえ騎兵隊が到着し、危機一髪で駅馬車は難を逃れた。結局一人の犠牲者と二人の負傷者と共にローズバーグに到着する。


 ローズバーグに着いてから、リンゴはカーリーに「10分だけくれ、絶対に戻るから」と云う。カーリーはライフルを渡して「弾は無いぞ」と云う。しかし実はリンゴは3発だけ隠し持っていた。ダラスにも「きっと戻ってくる」と言い残してプラマー兄弟のいる酒場に一人向かった。酒場ではルーク・プラマーがポーカーをしていて、リンゴ・キッドがやって来たと知らされて、その場に捨てたポーカーのカードはAと8の黒のツー・ペアであった。


 ルークを筆頭とするプラマー三兄弟はリンゴと酒場の前でにらみ合う。一瞬の銃撃戦の末、酒場に再びルーク・プラマーが戻ってきた。ルークはカウンターに近付いた瞬間に床に倒れた。 リンゴは無傷でダラスの元に戻ってきた。カーリーとブーンが馬車を用意していて、リンゴはカーリーにダラスを牧場まで送るように頼む。カーリーはダラスもリンゴも馬車に乗せて送っていくことにすると言う。そういった後にブーンと馬車から降りる。カーリーとブーンは馬に石を投げ、「彼ら(リンゴとダラス)を文明から逃がす」のだった。カーリーはブーンに「一杯おごるよ」と誘い、ブーンは「一杯だけな」と答え、ダラスとリンゴの二人が乗った馬車は荒野へ去って行った。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.54点

Yahoo!映画(5点満点)          4.28点
 ----------------------------------

 (以下工事中)

明日に向って撃て

『明日に向って撃て!』(原題: Butch Cassidy and the Sundance Kid)は、1969年のアメリカ映画

ラストシーンのストップモーションは映画史に残る屈指の名シーンとして有名
監督 ジョージ・ロイ・ヒル

----------------------------------

ブッチ・キャシディ ポール・ニューマン
サンダンス・キッド ロバート・レッドフォード
エッタ・プレイス キャサリン・ロス
パーシー・ギャリス ストローザー・マーティン
ブレッドソー保安官 ジェフ・コーリー 
ウッドコック ジョージ・ファース
アグネス クロリス・リーチマン
ハーヴェイ・ローガン テッド・キャシディ
ニュース・カーヴァー ティモシー・スコット
鼻ぺちゃカーリー チャールズ・ディアコップ

----------------------------------
 1890年代の西部。西部開拓も一段落して新時代の波が現れ始めた頃、名を馳せた荒くれ者ブッチ・キャシディ (ポール・ニューマン)とサンダンス・キッド (ロバート・レッドフォード)は家畜を盗み銀行強盗を繰り返す二人組であった。ブッチは頭が良く機転の利く男で、いずれは金銀錫など鉱物資源に恵まれた南米ボリビアへ行く夢を描いていた。サンダンスは美男で名うての早撃ちであった。


 別の二人組ニュースとハーヴェイの誘いで、ユニオン・パシフィック鉄道の列車から大金をせしめた。そして近くの町へ向かい、サンダンスは学校の先生をしているエッタ・プレイス (キャサリン・ロス)に会いに行き、二人はエッタとのつかの間の平和な日々を過ごす。ブッチはエッタと当時の新しい発明品であった自転車で遊ぶ。


 やがてブッチとサンダンスが再び列車強盗をすると鉄道会社はついに、最強の刺客ピンカートン社を雇う。何とか逃げ切ることに成功する二人だったが、刺客たちは追撃をやめることはなく、ひたすら彼らを猛追する。


 ブッチは決意してサンダンスとスペイン語が達者なエッタと一緒にニューヨークを経て南米ボリビアを目指した。しかしボリビアはブッチが考えたほど裕福な国ではなく貧しい国であった。二人は不慣れなスペイン語をエッタに教わりながら銀行強盗を重ねていくうちに、すっかりボリビアでも有名になってしまったのだが、やがて足を洗い錫山のマネージャーのパーシー・ギャリスに雇われて給料袋のガードマンとなった。


 ところが給料袋を運んでいる時に山賊に奪われてギャリスは殺されてしまう。二人は山賊を襲い給料袋を取り返した。その後二人はエッタに牧場経営を勧められたがブッチもサンダンスも気乗りはせず、エッタは途中で別の道を歩む決心をし、アメリカに戻ってしまう。


 二人は元の強盗を働くお尋ね者になっていた。アルパコ鉱山の給料袋を奪い、近くの村の宿屋で食事をしていた。宿屋の少年はラバにアルパコ鉱山の焼き印を発見。警察に通報し、やがて駆けつけた警察隊の射撃にブッチとサンダンスは追い詰められてしまう。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.82点

Yahoo!映画(5点満点)          4.35点
 ----------------------------------

 (以下工事中)

ショーシャンクの空に

『ショーシャンクの空に』(原題:The Shawshank Redemption)は、1994年に公開されたアメリカ映画。監督 フランク・ダラボン 。

----------------------------------

アンドリュー・"アンディ"・デュフレーン  ティム・ロビンス
エリス・ボイド・"レッド"・レディング  モーガン・フリーマン
サミュエル・ノートン刑務所長  ボブ・ガントン 彦
ヘイウッド  ウィリアム・サドラー
バイロン・ハドリー主任刑務官  クランシー・ブラウン 
トミー・ウィリアムズ ギル・ベローズ 
ボッグズ・ダイアモンド  マーク・ロルストン
ブルックス・ヘイトレン  ジェームズ・ホイットモア
検察官  ジェフリー・デマン 
トラウト  ポール・マクレーン 
マート  ジュード・チコレッラ

----------------------------------
 1947年、若くして銀行副頭取を務めるアンドリュー・デュフレーン (アンディ)は、妻とその愛人を射殺した罪に問われる。無実を訴えるも終身刑の判決が下り、劣悪なショーシャンク刑務所への服役が決まる。それから数日後、ショーシャンクに長年服役する「調達屋」のエリス・ボイド・レディング (レッド)はもう何度目かとなる仮出所の審査を受け、更生したことを訴えるがやはり拒否されてしまう。レッドが落胆し部屋を出ると、アンディを含む新しい受刑者達が来たのを知る。アンディら新しい囚人達はノートン所長とハドリー主任刑務官から脅しを含めたショーシャンク刑務所の紹介をされ、その晩、取り乱した新人受刑者はハドリーの暴力で死んでしまう。


 孤立していたアンディはやがてレッドに声をかけ、鉱物採集の趣味のため小さなロックハンマーを注文する。それをきっかけにアンディはレッドと交友を重ね始める。他方、アンディは荒くれ者のボッグズとその一味に性的行為を強要され、抵抗のため常に生傷が絶えない生活が続いた。


 1949年、アンディは屋根の修理作業中、ハドリーの遺産相続問題を知り、作業仲間達へのビールと引き換えに解決策を提案する。ビールを手に入れ仲間達から尊敬される一方で、ハドリーら刑務官からも一目置かれるようになる。その後ボグズらがアンディを襲って全治1ヶ月の重傷を負わせるも、ボグズがハドリーに半殺しにされて以後、アンディを襲う者はいなくなった。アンディが治療を終え自分の房に戻ってくると、レッドに注文してたリタ・ヘイワースの大判ポスターが退院祝いとして置かれていた。


 やがて、アンディは図書係に配置換えとなり、もう50年も服役している老囚人ブルックスの助手となる。だが、その本当の目的はノートン所長や刑務官達が自身の税務処理や資産運用を行わせるためだった。アンディは有能な銀行家としての手腕を発揮する一方で、名ばかりだった図書係としても精力的に活動を始め、州議会に図書館予算の請求を毎週送るようになる。


 1954年、ブルックスに仮釈放の許可が下りるが、50年服役した老人は塀の外の生活への恐れから取り乱す。アンディらに説得され、仮釈放を受け入れるが、結局、外の生活に馴染むことはできず、最期は首を吊って死んでしまう。


 死の間際に送られた感謝の手紙を読んで、アンディとレッドは苛まれる。一方、手紙に根負けした州議会はわずかばかりの寄付金と古書をショーシャンク刑務所に送ってくる。アンディは送られてきた荷物の中に『フィガロの結婚』のレコードを見つけ、それを所内放送で流し懲罰房送りとなる。その後、仲間達からレコードを流した理由を尋ねられ、アンディは「音楽と希望は刑務所が奪えないものだ」と説明するが、レッドは「そんなものは塀の中じゃ不必要だ」と反論する。


 1963年、アンディが州議会にさらに手紙を送り続けた結果、年度毎の予算まで獲得し、倉庫同然だった図書館は囚人達の娯楽と教養を得る場となっていた。その頃所長は、囚人達の社会更生を図るという名目で、彼らを労働力として野外作業をさせ始め、そのピンハネや土建業者達からの賄賂を受け取り始める。そしてアンディは「ランドール・スティーブンス」という架空の人物を作り出し、その多額の不正蓄財を見事に隠蔽していた。


 1965年、新たに入所したコソ泥のトミーは、すぐにレッドの仲間達と打ち解け、アンディも彼を気に入る。更生を望むトミーにアンディは文字の読み書きから勉強を教え始め、やがて高校資格を申請するにまで至る。トミーはアンディの過去を知ると、その真犯人に心当たりがあることを話す。すぐにアンディは所長に再審請求するように頼み込むが、優秀な経理担当者と同時に不正蓄財を知っている彼を自由にさせる気のない所長は、アンディを懲罰房に入れ考えを改めるよう迫る。1ヶ月経っても折れないアンディに業を煮やした所長とハドリーは、無実の鍵を握るトミーを脱走したように見せかけ殺害する。


 トミーの死から1ヶ月後、アンディは再び不正経理を行うことを条件に懲罰房から出される。しかし、アンディの様子はどこかおかしく、レッドに要領を得ない伝言を残す。レッドら仲間達はアンディが自殺を考えていると疑い、嵐の晩に心配が募る。


 翌朝の点呼の際、アンディが房から消えていることが発覚する。所長やハドリーもアンディの房に向かい、マリリン・モンローからラクエル・ウェルチへ代替わりしていたポスターの裏の壁に大穴が開いていることを見つけ出した。アンディは約20年間ロックハンマーで壁を掘り続け、ついに1966年、脱獄したのだった。アンディはスティーブンスに成りすまして所長の不正蓄財を引き出すと同時に告発状を新聞社へ送り、難なくメキシコへ逃亡する。そしてアンディの告発状によってハドリーは逮捕され、所長は拳銃自殺する。


 間もなくレッドは服役40年目にしてようやく仮釈放されるが、ブルックスと同様に外の生活に順応できない。ブルックスと同じ道を辿る中、レッドはアンディの伝言を信じ、メキシコへ向かう。そして、青海の海岸線で悠々自適の生活を送るアンディと再会し、喜びの抱擁を交わす。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.67点

Yahoo!映画(5点満点)          4.59点
 ----------------------------------

 (以下工事中)

ブレイブハート

『ブレイブハート』(原題: Braveheart)1995年アメリカ映画
主演・監督 メル・ギブソン
アカデミー音響効果賞、アカデミー作品賞、アカデミーメイクアップ賞、アカデミー監督賞、アカデミー撮影賞を受賞

----------------------------------

ウィリアム・ウォレス メル・ギブソン
イザベラ ソフィー・マルソー
エドワード1世 パトリック・マクグーハン
ミューロン キャサリン・マコーマック
ハミッシュ・キャンベル ブレンダン・グリーソン
キャンベル ジェームズ・コスモ
スティーヴン デヴィッド・オハラ
モーネイ アラン・アームストロング
ロバート・ザ・ブルース アンガス・マクファーデン
エドワード王子 ピーター・ハンリー
少年時代のウォレス ジェームズ・ロビンソン
マルコム・ウォレス ショーン・ローラー 
ジョン・ウォレス サンディ・ネルソン  
アーガイル・ウォレス ブライアン・コックス
ロバート・ブルース卿 イアン・バネン
モリソン トミー・フラナガン  
ステュワート ドナル・ギブソン  
ベテラン ピーター・マラン

----------------------------------


13世紀末のスコットランド、残虐で冷酷なイングランド王エドワード1世の侵略によって家族を殺害されるも、難を逃れたウィリアム・ウォレス。成人して彼は故郷に戻り、そこで幼なじみのミューロンと恋に落ち、結婚する。しかし彼女はイングランド兵の手によって殺害される。ウォレスは復讐を決意、圧政に苦しむスコットランドの民衆の支持もあり、抵抗運動は熱を帯びていく。(ウィキペディアより)
----------------------------------

ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.81点

Yahoo!映画(5点満点)          4.27点
 ----------------------------------

 (以下工事中)