個別解説2 アニメ映画の神髄

風の谷のナウシカ

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ぐっちーランク               SS★★★★★ 

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.90点

Yahoo!映画(5点満点)          4.33点
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ストーリーと考察は専用ページで。  個別解説1 風の谷のナウシカ

時をかける少女

『時をかける少女』(ときをかけるしょうじょ)は、2006年7月15日に角川ヘラルド映画(現角川映画)から公開された日本のSFアニメ映画。監督は細田守、アニメーション制作はマッドハウス。各国の映画祭などで多くの賞を受賞するなど、高い評価を受けた。

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紺野真琴 仲里依紗 
間宮千昭 石田卓也
津田功介 板倉光隆 
芳山和子 原沙知絵 
藤谷果穂 谷村美月
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東京の下町にある高校に通う女子高生・紺野真琴は、ある日踏切事故にあったのをきっかけに、時間を過去に遡ってやり直せるタイムリープ(時間跳躍)能力に目覚めてしまう。

最初は戸惑いつつも、遅刻を回避したり、テスト問題を事前に知って満点を取ったりと、奔放に自分の能力を使う真琴。そんなある日、仲の良い2人の男友達との関係に、微妙な変化が訪れていく。(ウィキペディアより)

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ぐっちーランク               S ★★★★ 

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.30点

Yahoo!映画(5点満点)          4.31点
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 『時をかける少女』は、1983年版、2006アニメ映画版、2010年版ともストーリーが異なる。

3作とも、高評価だが、アニメ版は特に評価が高いようだ。私は3作とも、アニメ・実写の持ち味をいいかした、甲乙つけがたい名作ぞろいだと思う。

天空の城ラピュタ

『天空の城ラピュタ』(てんくうのしろラピュタ)は、スタジオジブリ制作の宮崎駿監督の長編アニメーション作品。1986年8月2日から東映洋画系の103館で公開された。

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パズー 田中真弓 
シータ 横沢啓子 
ドーラ 初井言栄
ムスカ 寺田農 
ポムじい  常田富士男

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 ある夜、飛行中の飛行客船を、海賊ドーラ一家が襲撃する。政府特務機関に捕らわれ客船に乗っていた少女シータは、混乱に紛れて特務機関の指揮官であるムスカ大佐を気絶させると、彼の懐から青い石のペンダントを取り返す。窓を伝って逃げようとするが、賊に見つかり、驚いた拍子にシータは客船から転落してしまう。雲間を落ちていく中、気を失った彼女の胸にかかっていたペンダントの青い石が突然光を放ち、シータは光に包まれゆっくりと降下していった。


 鉱山町で働く少年パズーは、青い光とともに空からゆっくりと降りてきたシータを助け、自宅にかくまう。一夜明け、パズーはシータの行方を追うドーラ一家や特務機関からシータを守り逃走を図る。パズーの亡父は冒険家だったが、かつて、空に浮かぶ城「ラピュタ」を見たという。そこにはラピュタ人(びと)が住むといわれている。やがてシータがそのラピュタ人の子孫であること、シータ が持っているペンダントの石は「飛行石」(ラピュタ人が使っていたといわれる伝説の石)であることを知るに至って、パズーはラピュタの実在を確信する。だが、その直後に軍隊に見つかり、2人は捕らわれてしまう。


 シータを再び捕らえたムスカは、シータを軍の要塞に幽閉し、彼女にかつて空から落ちてきたという壊れたロボットを見せ、シータがラピュタ王家の末裔である事を伝えると、パズーの命と引き換えにラピュタ到達への協力を迫る。失意のうちに解放されたパズーだが、自宅で待ち受けていたドーラ一家と鉢合わせし、シータ奪還のために彼等に協力する事を決める。


 その頃、幽閉された要塞の自室で回想に浸っていたシータが、祖母から教わったラピュタ語の「困った時のおまじない」をふと口にすると、飛行石は強い光を発し、ラピュタの方角を指し示す。同時に機能停止していたロボットが目覚め、暴れだした。騒ぎの中、パズー達はシータを奪還するが、シータは飛行石を落としてしまう。石を手に入れたムスカは、軍隊とともに空中戦艦ゴリアテでラピュタ捜索に飛び立ち、それを追って、パズーとシータを乗せたドーラ一家の飛行船タイガーモス号もラピュタへ向かう。


 道中で遭遇したゴリアテの攻撃を受け、見張り用の凧に乗っていたシータとパズーはドーラ達とはぐれてしまうが、ラピュタを覆う雷雲に呑まれながらもラピュタの空中庭園にたどり着く。ラピュタを回っている内、パズーたちは雷雲の消滅を突いてラピュタに進入してきた軍隊に遭遇、同じくラピュタに不時着したドーラ一家が捕まったことを知り、ドーラ一家を助けようと試みる。しかしその途中、危機に陥ったパズーを救おうとしたシータはムスカに捕らわれてしまい、ムスカはシータを連れてラピュタ中枢部に向かう。パズーはドーラ一家の縄を解き、シータ救出に向かう。この頃軍隊もムスカの裏切りを知り、全軍を挙げてムスカ討伐に動く。ラピュタの力の根源である巨大な飛行石がある中枢部に到達したムスカは、自らもラピュタ王家の末裔であると明かし、ラピュタの科学力を武器にラピュタ復活を宣言する。


 ラピュタの兵器を操り将軍を殺害し、さらに兵達を虐殺するムスカから飛行石を奪い取ったシータはパズーと合流。追ってきたムスカに追い詰められた二人は、シータが教わっていた「滅びの呪文」を叫ぶ。飛行石のペンダントは激しい光を放ち、ラピュタは崩壊しムスカも瓦礫に飲み込まれていった。ラピュタの力の源である巨大な飛行石は、周囲を囲む巨大な樹に包まれ天高く昇っていった。

先に脱出していたドーラ一家と再会後、シータとパズーは彼らに別れを告げて去っていった。
(ウィキペディアより)

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ぐっちーランク               A ★★★   

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.70点

Yahoo!映画(5点満点)          4.50点
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 実写版も含めて日本映画の最高位か少なくともベスト10だとの声もあるが、私はそこまでの評価はしない。宮崎監督の悪い癖、「自然に優しく人にきびしく」がここでも見られ、「人をゴミのよう」に墜死させてしまう。それでいて対象年齢は主人公と同年齢かそれ以下と思われる。

 この映画のよい点は、ネットを見ればいくらでも解説されている。あえて苦言を呈しておく。

みんなのシネマレビューにコメント投稿。7点。

耳をすませば

『耳をすませば』1995年7月15日公開スタジオジブリ製作の劇場アニメ作品。

監督 - 近藤喜文、脚本・絵コンテ・制作プロデューサー - 宮崎駿。

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月島雫 本名陽子 
天沢聖司 高橋一生 
月島朝子(雫の母) 室井滋
バロン 露口茂 
地球屋主人 西司朗 小林桂樹 
高坂先生 高山みなみ 
月島汐  山下容莉枝
飯塚雅弓 絹代
西の友人 鈴木敏夫 
担任の先生 岸部四郎 

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 読書好きの中学3年の月島雫は、父の勤める図書館へよく通うが、自分の読む本を全て先に借りて読んでいる「天沢聖司」の名前に気がつく。その天沢聖司が同級生だと知るのに時間はかからなかったが、天沢聖司のことが何かと気になる雫。


 ある日、図書館への道で不思議な猫を見つけ、その猫を追いかける。猫は小さなアンティークショップ「地球屋」へ入っていき、雫は店で老人・西司朗と出会う。西老人は聖司の祖父で、彼は地下の工房でヴァイオリンを作っていた。聖司はヴァイオリン職人になるためにイタリアへ留学したいという夢をもっていた。


 確固たる目標を持っている聖司に比べて、何をするべきかが分からない雫。雫は自分の夢を求め、物語を書き始める。(ウィキペディアより)

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ぐっちーランク               A ★★★   

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.10点

Yahoo!映画(5点満点)          4.33点
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 (以下工事中)

もののけ姫

『もののけ姫』(もののけひめ)は、宮崎駿によるスタジオジブリの長編アニメーション映画作品。1997年(平成9年)7月12日公開。
監督・原作・脚本 宮崎駿。音楽 久石譲 。

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松田洋治 アシタカ
石田ゆり子 サン/カヤ
田中裕子 エボシ御前
小林薫 ジコ坊
西村雅彦 甲六
上條恒彦 ゴンザ
美輪明宏 モロの君
森光子 ヒイさま
森繁久彌 乙事主 / エミシの長老
島本須美 トキ
渡辺哲 山犬
佐藤允 タタリ神(ナゴの守)
名古屋章 牛飼いの長
飯沼慧 病者の長
近藤芳正 牛飼い

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 エミシの村に住む少年アシタカは、村を襲ったタタリ神と呼ばれる化け物を退治して、右腕に死の呪いを受けてしまう。タタリ神の正体は、何者かに鉄のつぶてを撃ち込まれたイノシシだった。人を憎んでタタリ神になったのだ。アシタカは呪いを絶つため、髪を落とし村を去ってはるか西に向けて旅立つ。


 旅の果てにアシタカは山奥で倒れている人を助ける。彼らの村はタタラ場と呼ばれる、鉄を生産する村だった。そこを治めているのはエボシという女だ。エボシは石火矢と呼ばれる火砲を村人に作らせ、"もののけ"や村の鉄を狙う侍たちから村を守っていた。イノシシに鉄のつぶてを撃ち込んだのも彼女だという。彼らは鉄を生産するために山を崩し木を切るので、山に住む"もののけ"達と敵対し、彼らを追いつめていたのだ。アシタカはこれ以上憎しみを広めるなとエボシに忠告するが、村人達にとってのエボシは、生きる希望を与えてくれる女性でもあった。


 そのエボシの命を、"もののけ姫"が狙いにくる。その正体は山犬に育てられた人間の娘、サンだった。窮地に陥ったサンをアシタカは救うが、同時に彼は瀕死の重傷を負ってしまう。倒れながらもアシタカは、生きろ、とサンに語りかけるが、人を憎むサンは聞く耳を持たずに、助けてくれたアシタカを殺そうとする。しかしアシタカから美しいと言われたサンは、動揺して思いとどまる。

サンはアシタカをシシ神の前に連れて行く。シシ神は生と死をつかさどる神だ。シシ神はアシタカの傷を癒し、それを見たサンはアシタカを生かすと決める。サンはアシタカを介抱するうちに、しだいに彼に心を開いていく。アシタカも、森と人が争わずに済む道は無いのかと、思い悩む。


 そのころタタラ場には、エボシにシシ神殺しをさせようとする、怪しげな装束の男達が集結していた。シシ神の首には不老不死の力があるのだ。タタラ場を出発したエボシ達は、人間との最終決戦を行おうとするイノシシの大群と大戦争をはじめる。ところがエボシが留守にしたタタラ場は、鉄を狙っている侍の集団に襲われてしまうのだった。


 アシタカはエボシに戦いをやめて村に帰るよう伝えるが、エボシはかまわずシシ神殺しに向ってその首をとる。するとシシ神の体から不気味な液体が大量に飛び散り、それに触れた者たちは死に、木は枯れてしまう。やがて液体は津波のような勢いで山を埋め尽くし、森は枯れ果てて、タタラ場も壊滅してしまうのだった。サンは森が死んだと絶望し、人間に対する憎しみを爆発させる。しかし、アシタカはまだ望みはあるとサンを説得し、二人は協力してシシ神の首をシシ神に返す。


 シシ神は首を取り戻したが、朝日を浴びると地に倒れて消えてしまう。その風が吹き抜けると、枯れ果てた山には僅かながらにも緑が戻った。アシタカの腕の呪いも消えている。それは、生きろ、ということなのだろうか。アシタカは好きだが人間を許すことはできないというサンに、アシタカはそれでも互いの世界で共に生きようと語る。エボシもタタラ場の村人達に、新たに良い村を作りなおそうと語りかけるのだった。 (ウィキペディアより)

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ぐっちーランク               A ★★★   

みんなのシネマレビュー(10点満点)  6.44点

Yahoo!映画(5点満点)          4.03点
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 ウィキペディアには宮崎監督による解題が掲載されており、一読の価値があると思う。


 私は、評判通り、ナウシカの続編だと思った。だが、アシタカは人を殺しすぎる。殺意があるかどうかもわからぬ雑兵を、人の首すらはね飛ばす強弓で射る。ナゴのカミでなくてもたたりたくなるぞ。これほどの強弓の持ち主の存在を、アサノクボウか天朝様が知ったら、ただではすむまい。この点で1点減点。
 テーマや問題を詰め込みすぎていて、ついてこれるものだけついてくればいい、いま君がつかんだように感じているテーマも、きっと的外れだ。と、微苦笑する監督の顔が目に浮かび、もう1点減点。

 みんなのシネマレビューにコメント投稿。8点。