梨園弟子 りえんていし
俳優。役者。梨園は中国・唐の宮廷音楽家養成所。日本では転じて、一般社会の常識とかけ離れた特殊社会としての歌舞伎俳優の社会を指す。
利害関係 りがいかんけい
お互いに利害が影響しあう関係。
利害勘定 りがいかんじょう
利益と損害の割合を計算すること。
利害得失 りがいとくしつ
自分にとっての利益と損失のこと。
李下瓜田 りかかでん
人から疑われるようなことはしないほうが良いというたとえ。李の木の下で冠を直そうと手を上げたり、瓜の畑で靴を履きなおそうとしたりすると、それらを盗むのではないかと疑われてしまうという意味から。
李下之冠 りかのかんむり
疑われやすい言動は避けなければならないということ。李の木の下で冠をかぶり直すと、李の実を盗むのではないかと疑われるのでいう。
力戦奮闘 りきせんふんとう
力の限り努力すること。または、全力で戦うこと。
鯉魚尺素 りぎょせきそ
手紙のこと。鯉の腹中から白絹に書かれた手紙が出たという故事。
六言六蔽 りくげん(の)りくへい
人が持つ六言という六つの徳は、学問や人格修養を怠れば六蔽という六つの弊害を生むということ。六言は仁知信直勇剛、六蔽は愚蕩賊絞乱狂。
六合同風 りくごうどうふう
六合は天と地と四方で天下、それが同風であること。天下が統一され、世の中が平和に治まっていて、教化や風俗を同じくすること。
六菖十菊 りくしょうじゅうぎく
菖蒲は五月五日の端午の節句に飾り、菊は九月九日の重用の節句に飾るが、五月六日の菖蒲と九月十日の菊という意味から、時期が過ぎてしまって、役に立たないもののこと。
六尺之孤 りくせきのこ
未成年の孤児のこと。または、まだ幼い時に父王と死別して即位した君主のこと。
六韜三略 りくとうさんりゃく
中国古代の有名な兵法書「六韜」と「三略」のこと。または、兵法の極意などのこと。(1級)
戮力協心 りくりょくきょうしん
力を合わせて一致協力して物事に取り組むこと。
戮力同心 りくりょくどうしん
心を合わせて協力すること。
離群索居 りぐんさくきょ
仲間や群れから離れて一人でいること。りぐんさっきょ。
俚言俗語 りげんぞくご
俗世間で用いられる卑俗なことば。
離合集散 りごうしゅうさん
離れては集まり、集まっては離れたりすること。または、協力したり対立したりすること。頻出語。
李広成蹊 りこうせいけい
立派な桃や李の木の下には、人が来て、自然に小道が出来るように、徳のある人は黙っていても、人が自然にその人に付き従うようになることのたとえ。
離朱之明 りしゅのめい
目がよく見えることをいう。離朱は百歩を離れて、毛の先がよく見えたという視力のすぐれた人。
理世撫民 りせいぶみん
天下をうまく治めて民衆を慈しむこと。政治のあるべき姿。
李絶杜律 りぜつとりつ
唐の詩人李白は絶句にすぐれ、杜甫は律詩にすぐれている。唐の二大詩人の特徴を簡潔に評したことば。
履霜堅氷 りそうけんぴょう
大きな災難に遭わないように、少しでも災難の前兆があれば準備する、または避けるべきであるということ。
履霜之戒 りそうのいましめ
大きな災難に遭わないように、少しでも災いの予兆があれば準備する、もしくは避けるべきという戒め。
立身栄達 りっしんえいだつ
社会的な地位や、高い身分を得ること。立派な人になり栄達すること。
立身出世 りっしんしゅっせ
成功して社会的に高い地位について、名前が世に広まること。
立身処世 りっしんしょせい
社会に出て自立した生活をしていくこと。
立錐之地 りっすいのち
とても狭い土地や空間のこと。きりを立てるのが精一杯なほど狭い土地という意味。
立命安心 りつめいあんしん
天命に身をまかせ、心を安らかな状態に保ち、どんな場合でも乱れないこと。
利敵行為 りてきこうい
敵を利する行為。
李杜韓柳 りとかんりゅう
唐の李白・杜甫・韓愈・柳宗元の四人の略。李・杜は詩、韓・柳は文に優れていた。
理非曲直 りひきょくちょく
道理にかなうこととかなわないこと、曲がっていることとまっすぐなこと。物事の善と悪や正と不正のこと。頻出語。
裏面工作 りめんこうさく
交渉などで事がうまく運ぶようにするため、秘密裏に対策を講じること。
柳暗花明 りゅうあんかめい
春の美しい景観の形容。または、芸者や遊女の社会のこと。
劉寛温恕 りゅうかんおんじょ
些細なことを気にせず、優しく穏やかな性格のこと。
流汗滂沱 りゅうかんぼうだ
汗が盛んに流れ落ちるようす。
流汗淋漓 りゅうかんりんり
体中から汗が出て、滴り落ちること。(1級)
竜吟虎嘯 りゅうぎんこしょう・りょうぎんこしょう
同じ類の者はお互いに気持ちや考えが通じ合うということ。または、人の歌声や音が響き渡ること。りょうぎんこしょう。
流金鑠石 りゅうきんしゃくせき
金属や石が全て溶けて流れるほどの猛烈な暑さのこと。(1級)
流金焦土 りゅうきんしょうど
大日照りで、金石が溶けて流れ、土や山が焼けこげになるくらい暑いことをいう。
流寓漂泊 りゅうぐうひょうはく
落ちぶれてさすらう。
竜駒鳳雛 りゅうくほうすう・りょうくほうすう
すぐれた才能を持っている賢い少年のこと。麟子鳳雛。飛兎竜文。
流言蜚語 りゅうげんひご
根拠のない噂話のこと。(1級)
柳巷花街 りゅうこうかがい
色町のこと。遊郭街。
流行坎止 りゅうこうかんし
流れに乗れば行き、険しい所に合えば止まる。流れに任せるたとえ。
竜興致雲 りゅうこうちうん・りょうこうちうん
徳の高い天子が立つと聡明な臣下が現れることのたとえ。
竜虎相搏 りゅうこそうはく・りょうこそうはく
竜虎相搏つ。強い者同士が激しい戦いをすること。
竜虎之姿 りょうこのし・りゅうこのし
竜や虎のすぐれた姿。風采。英雄の素質と威儀。
竜舟鷁首 りゅうしゅうげきしゅ・りょうしゅうげきしゅ
貴人の乗る船。二隻一対で、一隻はへさきに竜の頭を、一隻は鷁の首の形を彫刻してあるからいう。
流觴曲水 りゅうしょうきょくすい
曲がりくねっている小さな川の上流に、酒の入った杯を浮かべ、自分の前を流れていってしまう前に詩を作って、杯の酒を飲むという風流な遊びのこと。陰暦の三月三日に行われた風習で、中国の晋の王羲之が会稽の蘭亭で行ったものが有名。 日本では奈良時代や平安時代に行われ、曲水の宴と呼ばれた。
竜驤虎視 りゅうじょうこし・りょうじょうこし
竜が天にのぼり、虎がにらみ視る意。威勢が盛んで天下を睥睨するさまをいう。
竜攘虎搏 りゅうじょうこはく・りょうじょうこはく
竜が払い虎が打つ。竜虎の戦い。力量が互角の者同士が激しい戦いを繰り広げること。
流觴飛杯 りゅうしょうひはい
酒宴を開いて酒を酌み交わす。
竜章鳳姿 りゅうしょうほうし・りょうしょうほうし
竜や鳳凰 ほうおう のように、威厳に満ちた立派な容姿。
竜驤麟振 りゅうじょうりんしん・りょうじょうりんしん
竜のように天高く上がり、麒麟のように雄雄しく立つ。 勢いが盛んで威力のある様子。(1級)
柳絮之才 りゅうじょのさい
文才がある女性のこと。
流水落花 りゅうすいらっか
落ちる花と流れていく水のことで、過ぎていく春のこと。または、人や物おちぶれることや、男女の気持ちが通じ合うことのたとえ。流水に花が落ちれば、花を浮かせたまま流れていくように、男に慕う心があれば、女にも情が生じ男を受け入れるという意味から。
流星光底 りゅうせいこうてい
光が一瞬の間だけ輝くこと。勢いよく振り下ろした刀が一瞬輝くことを、流れ星の輝きにたとえた言葉。
竜象之力 りゅうぞうのちから・りょうぞうのちから
賢者や徳の高い僧侶のたとえ。水の中の竜や陸の上の象のように、他の生物より飛びぬけた力を持っているという意味から。
竜拿虎擲 りゅうだこてき・りょうだこてき
竜がつかみ虎が投げる。強い者同士が激しく戦うこと。
竜蛇之歳 りゅうだのとし・りょうだのとし
十二支の辰年と巳年のこと。または、辰年と巳年は賢者が死ぬ年とされていることから、災いの多い年、凶年のこと。
竜跳虎臥 りゅうちょうこが・りょうちょうこが
筆勢が何の束縛も受けず、縦横自在で、さまざまな字様を駆使していること。竜が天に向かって身を躍らせて跳び上がったり、とらが大地にからだを伏せる様子を筆の勢いに比喩 ひゆ したもの。
竜頭鷁首 りゅうとうげきしゅ・りょうとうげきしゅ
天子や貴人の乗る船。また、立派な船。竜の彫り物や鷁の頭を船首・船側につけた船。風流を楽しむ船。首はすとも読む。(1級)
竜闘虎争 りゅうとうこそう・りょうとうこそう
竜と虎とが相争うこと。互角の力をもった両雄が激しい戦いをすることのたとえ。
竜騰虎闘 りゅうとうことう・りょうとうことう
力の伯仲する二者が、力を尽くして激しく戦うこと。雌雄を決するような激戦を繰り広げること。
竜頭蛇尾 りゅうとうだび・りょうとうだび
初めは勢いがよいが、終わりのほうになると振るわなくなること。頻出語。
竜瞳鳳頸 りゅうどうほうけい・りょうどうほうけい
竜の瞳と鳳凰の頸。この世でこの上なく尊い人相。
竜蟠蚖肆 りゅうばんげんし・りょうばんげんし (げんは環境依存文字で虫偏に元。)
聖人も民間にあれば俗人に侮られるたとえ。蚖はいもりのこと。
竜蟠虎踞 りゅうばんこきょ・りょうばんこきょ
竜や虎のように抜きんでた能力をもった者が ある地所を根拠地にして威勢を振るうこと。または、地勢が要害堅固なこと。
柳眉倒豎 りゅうびとうじゅ
容姿の美しい女性が怒る様子。
流芳後世 りゅうほうこうせい
よい評判・名声を後世にまで残すこと。
竜逢比干 りゅうほうひかん
忠臣のこと。桀に仕えた竜逢と、紂に仕えた比干。
竜門点額 りゅうもんてんがく
龍門を登れず額を打つ。官吏登用試験である進士の試験に落第してすごすごと帰ること。
竜門之遊 りゅうもんのゆう
すぐれた人の遊び。
竜門扶風 りゅうもんふふう
司馬遷と班固。司馬遷は竜門(山西省の地名)の人、班固は扶風(陜西省の地名)の人。ともに漢代の歴史家。転じて、歴史、また、歴史家。
竜躍雲津 りゅうやくうんしん・りょうやくうんしん
他の人よりも一際すぐれた才能があることのたとえ。竜が雲の間を抜けて、勢いよく舞い上がっていく意。
粒粒辛苦 りゅうりゅうしんく
努力や苦労を少しずつ積み重ねていくこと。頻出語。
柳緑花紅 りゅうりょくかこう
人が手を加えていない自然のままの美しさのこと。紅い花と緑の柳ということから、春の美しい景色を言い表す言葉。禅宗では、花は紅く、柳は緑という自然そのものの姿こそが悟りの境地であることをいう。
流離零落 りゅうりれいらく
おちぶれること。おちぶれはてる。
劉伶解酲 りゅうれいかいてい
「蒙求」の標題。劉伶が酒を好み、妻が諌めた時、一飲一斛を目標にし、それで酔えば、さらに五斗も飲み酲(よい)を醒ますことができようと言った故事。
流連荒亡 りゅうれんこうぼう
家にも帰らず、仕事もせずに酒を飲んだり遊びにふけって無駄に日々を過ごすこと。
凌雲之志 りょううんのこころざし
世俗を超越しようとする気高い志。または、高い地位に出世することを願う大きな志。陵雲とも。
梁冀跋扈 りょうきばっこ
臣下が権力を使って、好き勝手に振る舞うこと。横暴な振る舞いをしていた後漢の大将軍の梁冀は、八歳の質帝に「跋扈将軍」とあだ名をつけられたことに怒り、質帝を毒殺したという故事から。(1級)
良弓難張 りょうきゅうなんちょう
良弓張り難し。すぐれた才能をもつ人を使うことは難しいが、使いこなすことが出来れば非常に役に立つということ。
良玉精金 りょうぎょくせいきん
穏やかで純真な性格のたとえ。
良玉美金 りょうぎょくびきん
すぐれた文章のたとえ。また徳の高い人のたとえにも用いる。
良禽択木 りょうきんたくぼく
良禽は木を択ぶ。賢い鳥が、敵に襲われにくく、食べ物を手に入れやすい場所の木を選んで巣を作るといわれるが、賢者もまた仕えるべき君主をしっかりと選ぶということ。
良金美玉 りょうきんびぎょく
よい金と、うるわしい玉。すぐれた文章のたとえ。
燎原之火 りょうげんのひ
凄まじい勢いがあり、止めることが難しく、ものすごい速さで広がっていく様子のこと。野原に火がつくとあっという間に燃え広がり、消火することは、ほぼ出来なくなるということから。
利用厚生 りようこうせい
物を役立つように用いて、生活を豊かにすること。
陵谷遷貿 りょうこくせんぼう
世の中が非常に激しく変化して、今までとは全く別のものになることのたとえ。
陵谷之変 りょうこくのへん
高い丘が変わって深い谷となり、谷が変じて丘となる。世の中の変遷のはなはだしいことのたとえ。
良妻賢母 りょうさいけんぼ
良い妻であり、良い母であること。または、そのような女性のこと。
量才録用 りょうさいろくよう
才を量りて録用す。各々の能力をしっかりと見据えて、能力を生かせる地位に登用すること。
両三行涙 りょうさんこうのなみだ
二筋三筋の涙。はらはら落ちる涙。
良師益友 りょうしえきゆう
よい先生とよい友人のこと。
良史之材 りょうしのざい
すぐれた歴史家としての才能。
梁上君子 りょうじょう(の)くんし
人の物を盗む、泥棒や盗賊のこと。または、ねずみの異名。梁の上にいる者の意。
陵霄之志 りょうしょうのこころざし
世俗を超越しようとする気高い志のこと。または、高い地位に出世することを願う大きな志のこと。(1級)
量体裁衣 りょうたいさいい
体を量りて衣を裁つ。状況に合わせて、最も現実的な方法を使って処理すること。
蓼虫忘辛 りょうちゅうぼうしん
人の好みはさまざまで、好きになればどんなことも気にならなくなるというたとえ。蓼の葉を食う虫は、その辛さを気にしないという意味。蓼食う虫も好き好き。
良知良能 りょうちりょうのう
経験・教育などをしなくても,生まれながらに備わっている知恵や能力。
遼東之豕 りょうとうのいのこ
世間を知らず、経験や知識が少ないために、取るに足りないことで得意になること。普通の人からすれば日常的なものを、特別なものとして誇らしげに思うことをいう。遼東の農家に頭の白い豚が生まれ、農民は特別なものだと思い天子に献上しようとしたが、道中で見かけた豚の群れは皆頭が白く、他の地方ではごく普通のことと知り、自身の無知を恥じて帰ったという故事から。(1級)
量入制出 りょうにゅうせいしゅつ
入るを量りて、出ずるを制す。収入を計算して、それから支出を計上する健全財政の心構えをいう。
両刃之剣 りょうばのつるぎ
使い方によっては、役にも立ち、害にもなるたとえ。両側に刃のある剣は 扱いを誤ると、剣を握る当人にも危害が加わることから。もろ刃とも読みその場合、諸刃とも書く。
良風美俗 りょうふうびぞく
よい風俗や習慣。 うるわしい風俗や習慣。
両部習合 りょうぶしゅうごう
本地垂迹説に基づき、仏教と神道を一つにした神道。
両鳳連飛 りょうほうれんぴ
兄弟がともに栄達するたとえ。
綾羅錦繍 りょうらきんしゅう
上質の素材を用い、刺繍を数多く施した美しい衣服。また、きらびやかな衣服を身につけること。
緑酒紅灯 りょくしゅこうとう
歓楽街・繁華街の華やかなことの形容。また、歓楽と飽食の享楽生活のたとえ。
緑浄春深 りょくじょうしゅんすい
清く澄んで水に映える緑。春は今が盛りの新しい色に輝いている。
緑葉成陰 りょくようせいいん
緑の葉が陰を作って生い茂り、実が枝にいっぱいできていること。女性が嫁(とつ)ぎ、子供を授かることのたとえ。
緑林好漢 りょくりんのこうかん
山の森に集まって統治者に反抗する人たちをいう。
緑林白波 りょくりんはくは
泥棒・盗賊のこと。また、その潜伏場所をいう。中国新の王莽の時代、「緑林山」に無頼の徒が立てこもり、そこを拠点にして強盗を働いていた、また、後漢の時代、張角を主領とした黄巾の賊が「白波谷」を拠点として乱を起こしたことが由来。
旅進旅退 りょしんりょたい
ともにそろって進み、そろって退く。進退をともにする。また、定見や節操をもたず、ただ他人の意見に従うこと。
驪竜之珠 りりょうのたま
命がけで求めなければ得られない貴重な物のたとえ。また、危険を冒して大きな利益を得ることのたとえ。黒い竜のあごの下にあるという宝玉の意。また、要領を得たすばらしい詩文にもたとえる。(1級)
理路整然 りろせいぜん
話や考えが道理にかなっていて、前提から結論までの順序や段階がしっかりとしていること。頻出語。
霖雨蒼生 りんうそうせい
苦しんでいる人々に、救いの手を差し伸べること。また、民衆の苦しみを救う慈悲深い人のこと。(1級)
臨淵羨魚 りんえんせんぎょ
欲しがるだけで少しも努力をしなければ、何も手に入らないということ。 願いをかなえるには、まず有効な手段を考えることが大事である。ただ幸福を思い望むより、具体的に努力すべきであるという戒め。
麟角鳳嘴 りんかくほうし
きわめて珍しいもののたとえ。(1級)
臨渇掘井 りんかつくっせい
渇に臨みて井を掘る。喉が渇いてから井戸を掘る。 事が起こってからあわてて事態に対応することをいう。
輪奐一新 りんかんいっしん
建築物などの規模が大きく、立派で美しいこと。(1級)
臨機応変 りんきおうへん
状況の変化に応じて対処する方法を適切にかえること。頻出語。
鱗次櫛比 りんじしっぴ
すき間なく、びっしりと並んでいること。 うろこやくしの歯のように順番に整然と並ぶこと。
麟趾之化 りんしのか
皇后の徳化をいう。周の文王の后妃の徳を、詩人が「麟之趾」の詩を作って、ほめたたえたことよりいう。
麟子鳳雛 りんしほうすう
将来性のある子供のたとえ。麒麟 きりん の子と鳳凰 ほうおう のひなの意から。
臨終正念 りんじゅうしょうねん
臨終に際して、一心に仏を念ずること。特に阿弥陀仏を念じて極楽往生を願うこと。
臨終之什 りんじゅうのじゅう
死に際に作る詩歌。辞世の句。
臨深履薄 りんしんりはく
非常に危険なこと。
臨戦態勢 りんせんたいせい
戦いに臨む準備ができている状態。
臨池学書 りんちがくしょ
てならい。習字。書道。後漢の張芝(ちようし)が池に臨んで習字した故事から。
臨池之志 りんちのこころざし
書への向学心を言う。
輪廻応報 りんねおうほう
生き物が次の世へと生まれ変わり続けても、それまでの行いの善悪に応じて禍福の報いを受けること。
輪廻転生 りんねてんしょう
人が生まれ変わり、死に変わりし続けること。
麟鳳亀竜 りんぽうきりゅう
太平の世になると現れると信じられていた四種の霊獣・霊鳥。麒麟、鳳凰、亀、竜のこと。転じて、非常にまれで珍しいもの、聖人・賢者のたとえ。
臨命終時 りんみょうじゅうじ
死を迎える直前の時期をいう。略して臨終(りんじゅう)。
隣里郷党 りんりきょうとう
村里。郷里。近所やその地方。五家が隣、五隣が里、四里が族、五族が党、五党が州、五州が郷(12500家)。
淋漓尽致 りんりじんち
文章や談話が意を尽くしていること,あるいは余す所なく暴露していることをいう。
倫理道徳 りんりどうとく
人として守るべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。モラル。
琳琅珠玉 りんろうしゅぎょく
大変優れた人物や美しい詩文の例え。(1級)
琳琅満目 りんろうまんもく
非常に美しいものが、目の前に溢れていること。(1級)