盗人上戸 ぬすびとじょうご
甘い物、お酒のどちらもいける「両刀使い」のこと。いくら酒を飲んでもケロリとしていて顔に出ない人のことも指す。
佞悪醜穢 ねいあくしゅうわい
心が曲がって性質が悪く、醜く汚らわしいこと。
佞言似忠 ねいげんじちゅう
媚びへつらう言葉は、誠実な真心に似ているもの。佞言はおべっか、へつらう言葉。
熱願冷諦 ねつがんれいてい
熱意をもって真剣に願うことと、冷静になって本質を見きわめること。また、求める時には熱心に願望し、かなわぬ時には冷静にさらりと諦めること。
熱烈歓迎 ねつれつかんげい
熱烈に歓迎すること。ようこそ、いらっしゃいませという挨拶。
熱烈峻厳 ねつれつしゅんげん
厳しく情熱を傾け、妥協を許さない厳しさを持つこと。
涅槃寂静 ねはんじゃくじょう
煩悩の炎の吹き消された悟りの世界(涅槃)は、静やかな安らぎの境地(寂静)であるということを指す。(1級)
年期奉公 ねんきぼうこう
ある期間、無給で奉公すること。
拈華微笑 ねんげみしょう
言葉によらず、心から心へ伝えること。不立文字、教外別伝、以心伝心。(1級)
年功序列 ねんこうじょれつ
勤続年数や年齢などの要素を重視して、組織内での役職や賃金を決める人事制度。
年災月殃 ねんさいげつおう
次から次へと災害に見舞われ、この上なく不幸なこと。(1級)
燃犀之明 ねんさいのめい
見識があること。物事を明確に見抜くことのたとえ。
年中行事 ねんちゅうぎょうじ
毎年、一定の時期に決まって行われる儀式や催し。初め、宮中の公事を指したが、のち、民間の行事・祭事も指すようになった。
年頭月尾 ねんとうげつび
一年月、一年中のたとえ。(年のはじめ、月末。)合わせて一年中の意。
念念刻刻 ねんねんこくこく
始終。かた時。時時刻刻。
年年歳歳 ねんねんさいさい
毎年毎年。この年も明くる年も。頻出語。
黏皮帯骨 ねんぴたいこつ
詩歌などが、浅薄で余情に乏しいことの形容。
燃眉之急 ねんびのきゅう
眉が焦げるほどの火急の時。差し迫った急場の情勢。焦眉之急。
年百年中 ねんびゃくねんじゅう
ねんがらねんじゅう。一年中。いつも、常に。
念仏三昧 ねんぶつざんまい
心を静かにして、一心に仏を思い浮かべること。また、それによって得られる心の安らぎ。さらに、ひたすら念仏を唱え、それにより雑念妄想を取り払うこと。
念力徹岩 ねんりきてつがん
「念力岩を徹す」と読む。不可能と思われるようなことでも、真心をもって一心不乱に事を行えば、成らぬことのないたとえ。